検索窓
今日:1 hit、昨日:18 hit、合計:74,050 hit

*37 ページ39

「ほんっ、とに、どこ、に、行った······!?」


校舎を走り回って探したので、息切れが凄い。

一周回って探したけど、全く見つからなかった。


「はぁああぁぁあああぁぁ」


「ははっ、でっかい溜め息」


お前本当に女子かよ。

そんな言葉が、廊下の後ろの方から聞こえてきた。

間違いない、この声は一人しかいない。


「花巻さん!」


「お前どこ行ってた訳?超探したんだけど」


あぁ、花巻さんだ。

私は思いっきり、花巻さんに抱き着いた。


「ちょ、何々どうした!?」


花巻さんに、やっと会えた。

心の底から、会いたかった人。

心の底から······大好きな人。


「······好きです」


「え?」


顔を上げて、花巻さんの顔を見る。

しっかり目を合わせて、自分の気持ちをしっかりと。


「花巻さんのことが、好きなんです!」


「え、えっとさ······」


「花巻さんがどう思ってるかは知りません。でも、私は······んんっ!?」


言おうとしたら、キスされた。


「······なっ、何してっ!?」


「これが、俺の気持ち。好きでもない奴にこんなことしねぇよ」


花巻さんが、私のこと······?


「ふふっ」


「え!?何!?」


「いえ、嬉しくってつい」


そう言うと、花巻さんはプシューと音がしそうな程、真っ赤になった。


「もー!······そんな可愛いこと言わないでくれる?」


恥ずかしいのか、両手で顔を覆った花巻さん。

やだ、こんなところは可愛いのね。


「てか、花巻さんから気持ち聞いてません」


「は?言ったじゃん」


「言ってません」


上の会話、読み直してきてくれます?


「······好き、だよ」


「ん゛ん゛っ」


やっぱこの人イケボだなぁ。


「私の方が、ずーっと大好きです!」



the end

最後に→←*36



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (61 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
152人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

菜花唯(プロフ) - ししざさん» ですね、貼れてませんね。コメントありがとうございます。 (2019年10月23日 20時) (レス) id: d2ed3e800b (このIDを非表示/違反報告)
菜花唯(プロフ) - 舞桜@毒占欲さん» ありがとうございます。貼れてませんねぇ、そうですね。 (2019年10月23日 20時) (レス) id: d2ed3e800b (このIDを非表示/違反報告)
ししざ(プロフ) - イメ画、貼れていませんねぇ。 (2019年10月23日 20時) (レス) id: f750d8e997 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜@毒占欲(プロフ) - えっと……イメ画じゃなくて………。 貼れてる?貼れてます?【ハイキュー!!】あの半年間は何だったんだ。 ってなってます……… (2019年10月23日 19時) (レス) id: 6a5d77360e (このIDを非表示/違反報告)
唯@菜の花(プロフ) - ノアさん» 賛成ありがとうございます(o・ω・o)良ければリクエストの方も……(/ω・\)チラッ (2019年10月11日 16時) (レス) id: d2ed3e800b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:菜花唯 x他1人 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2019年8月2日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。