【ハイキュー!!】あの半年間は何だったんだ。

＊１６ ページ18

｢ジャージ持ってる？｣


｢うん｣


国見にバスタオルを貸して貰って、雨を拭く。

結構濡れたなぁ。


｢俺、リビングに居るから｣


お風呂場で着替えてきて。

そう言われて、私はお風呂場に行く。



＊
＊
＊



｢国見、タオルありがと｣


｢まだ髪乾いてないけど｣


別に良いのにな。


｢ドライヤー、｣


｢良いよ、そろそろ帰るよ｣


｢······乾かそうか？｣


｢······へ？｣


多分、２人して真っ赤になってる。

言った本人が真っ赤になってどうするよ。

まあ、私も赤いけど。


｢い、良い、デス。帰りマス｣


｢あ、あぁ、じゃあ、傘持ってってよ｣


また濡れたら困るし。

そう言う国見。

確かにそうだ。


｢じゃあ、また明日。今日はありがとね｣


｢うん、気を付けて｣


国見の家を出て、バス停まで行く。

私の家は、国見の家とは反対方向だ。

結構時間掛かりそうだなぁ。


｢ただいまー｣


｢お帰り、傘持って行かなかったでしょ｣


｢うん、友達に借りた｣


｢あらそう？また返しておくのよ｣


｢うん｣


朝、しっかり聞いておけば良かったんだ。


結論:母の言うことは聞くべきである。

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