My doll *BERNIE*

▽お人形さん ページ4

BERNIEside









「こんな時間になにしてたの？」

『関係ありますか…』

「可愛い女の子が1人なんて心配だよ」

『チャラ男…』

「んー、間違ってわ無いかもねえ」









普段関わる女の子は

俺と話したらもっとﾉﾘﾉﾘなんだけど






興味無いです具合が

俺の血を騒がせる。









「ｸﾗﾌﾞとか来たりする？」

『最近は全く』

「あー、じゃあ俺の事も知らない感じ？」

『…ごめんなさい』

「それはまずいね〜、俺バーニー。
覚えて帰ってな。」

『バーニー …？』

「おっと、もしかして知ってた？」

『友達ﾊﾞｰﾆｰ目当てでｸﾗﾌﾞ行ってるとかなんとか…』

「おー、まあ俺目当て出くる子も少なくないね〜」

『自分でいいます？ 変な人 …(笑)』









会ってから話し続けて

はじめて笑った。









柔らかい彼女の笑顔は

ﾎﾝﾄにお人形さん。









見た目からは想像出来にくい

ツンツンとした性格で

汚れてない笑顔。









『あ、ここで大丈夫です』

「気を付けてね〜」

『ありがとうございます。いくらですか？』

「いいよいいよ！一緒に乗せてくれたお礼」

『でも、ダメですよ』

「じゃあ今度○○にあるｸﾗﾌﾞ来てよ。
ね、お願い！」

『… 分かりました。ありがとうございます』

「絶対だよ？可愛いお人形さん」









自分からｸﾗﾌﾞに来て

なんて言った子









はじめてだ。









名前も聞いてなかったな。









いつもは聞かないで当たり前だけど





あの子の名前が聞けばよかった。









そうおもった。

▽名前→←▽タクシー

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す