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白ひげの船に乗り少し和らいだ悲しく辛い感情が
再び少女の中で叫び暴れる
だが少女は船に戻ろうとしなかった
戻ればあの優しさに縋ってしまうから
家族と共に海賊として生きる覚悟が足りない
それが甘いことを知られてしまう
白ひげ海賊団は少女が海賊として生きなくても
消して見捨てたりしないだろう
だが少女に取って残された唯一の居場所
"失いたくない" "強くなければいけない"
その思いが思考を埋め尽くし
蝕みそして鈍らせる
海賊から受けた傷を癒す為に森の奥で休んでいた時
ルフィ達に出会った
直ぐに出ていくつもりが時を過ごすうちに
借りを作った相手から
大切な弟へと感情は形を変えていった
少女にとってそれは
雲に覆われた空から差し込む光だった
だが終わった悲劇の連鎖が止まる事はない
そこからは先を知るものも多いだろう
幼い見た目と反する様に強く大きな夢を持った
くいな………そして
親友であり戦友でもある
フィッシャー・タイガーの死だった
少女は死が
1人また1人と大切な人を奪っていくたびに
己の無力さを思い知り涙を流した
これを物語として話すなら
普通ではなくなった少女を救う王子様が
永遠と続く悪夢から目覚めさせてくれるのだろう
苦しみ涙を流す少女の前に颯爽と現れ
手を引き救い出してくれるヒーローが現れるだろう
だがこれを物語にするには
あまりに辛く悲惨な話である
なぜ少女なのだろうか
結論など出ない問いだけが
忘れ去られたように取り残され
それは今もハッピーエンドを求めて
古びた本を丁寧にめくるように
終わることは勿論
止まることすらなく続いていく
―――・―――・―――・―――・―――・―――
読んで頂きありがとうございます！
それと共に
長い間更新出来ず申し訳ありません
以前よりお気に入り登録して
下さっている皆様を始め
本作品を読んで下さった皆様
心より感謝しております
これからも今回のように忙しかったり
この先内容が浮かばなかったりなど
中々更新ができないこともあると思います
ですが途中でやめる気はございません
仮に致し方なく辞めざる終えない状況の時は
皆様にきちんとお知らせをさせて頂くつもりです
中途半端なことはしないつもりです
なので皆様
これからも暖かい目で見守ってくださると幸いです
また占いツクールの投稿回数を増やせればと
短編集を書いてみようかと思考中です
何のアニメになるかは分かりませんが
楽しみにしていてください
続く (更新停止中)
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くちばし(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます！これからも読んで頂けると嬉しいです (2017年4月2日 17時) (
レス) id: 30fd41f576 (このIDを非表示/違反報告)
鈴 - とても良かったです。更新頑張ってください。 (2017年2月11日 15時) (レス) id: a4159b1efe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くちばし | 作成日時：2016年12月1日 20時
