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42 sideなし ページ44

思わず はいと言いそうになる言葉を飲み込む

『なぜですか』

白「?」


彼女が居場所を欲しようと
彼かには私を欲する理由がない


『あなた達が私を受け入れる利益がない

もしかしたらさっきの話は全て嘘で私は
あなた達を殺す為に来たのかも知れない
そうでなくても
私にあなた達が欲しがるものは持っていない
親も故郷も全てを失った事に対する同情?

それとも
キュア島でも悪魔の実に対する知識?
父が残したこの箱の中身が欲しいの?

他に何か___』

白「理由がねぇといけねぇのか」

『!!』

白「おめぇがどこの誰なんて関係ねぇ
悪魔の実に対する知識だ
箱の中身だのにも興味がねぇ

親と故郷を失った
なら俺を親にすりゃあいい
ここを故郷にすりゃい

海賊と一緒に居たくなけりゃ
次の島まで乗せてってやる

おめぇが好きな方を選べ」


言葉何かには価値はねぇが
今言ったことは保証してやる

次から次へと出てくる言葉を遮って
白ひげはそういった


『いいの?
私が居たらあなた達の迷惑になるかもしれない』

白「ここに何人いると思ってんだ
娘1人増えて迷惑なわけねぇ」

『私は何も持ってない』

白「言っただろおめぇが何を持ってようと
持っていなかろうと興味ねぇさ」


本当にここに居てもいいのだろうか
ここを自分の居場所にしてもいいのだろうか
少女は自らに問いただす
けどそれが叶うなら__


『私をあなたの娘にして下さい
ここを私の居場所にさせて下さい』

「俺らはおめぇの親や故郷を奪った奴らと
同じ海賊だ.....…それでもいいんだな」


最後に確認するように聞いた彼
その声は優しく父を思わせた


『同じ海賊でもあなた達は違うもの』

白「グララララ
サッチ!娘が出来た!宴の準備だ!!」

サ「任せろ親父!!
Aちゃんも待ってろ!可愛い妹の為に
とびきり美味いのを作ってやるからな」


そういって部屋から駆け出した男
妹という言葉に首を傾げる


?「親父の娘なら俺達の妹って訳だ
改めて宜しくな嬢ちゃん

因みに俺はイゾウだ宜しくな」

私の頭に手を置き微笑みかける
和服姿の綺麗な人


その後は宴と呼ばれる食事で
少女は沢山の人の名前を教えて貰った

例えば
さっき部屋から飛び出して言った人が
サッチさんで戦闘の他料理人をしていて
女性が好きだとか

親父さんのいる部屋まで案内してくれた人が
マルコさんはかなりの古株で長男的存在で
怒ると怖いとか


今日からここが私の居場所なんだ
少女は辺りを見回しながら呟いた

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設定タグ:ONEPIECE.ワンピース , 兄弟.エース.ルフィ. , くちばし   
作品ジャンル:アニメ
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くちばし(プロフ) - 鈴さん» ありがとうございます!これからも読んで頂けると嬉しいです (2017年4月2日 17時) (レス) id: 30fd41f576 (このIDを非表示/違反報告)
- とても良かったです。更新頑張ってください。 (2017年2月11日 15時) (レス) id: a4159b1efe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くちばし | 作成日時:2016年12月1日 20時

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