ねぇ、いいんちょー。【桃】

ねぇ １７ ページ18

貴方side



時は過ぎ、お昼休み。



今日はななみとゆうかと食べる！


こうやって友達と食べるお弁当って憧れてたんだよな〜！！！


クラスの机を使って3つの机をくっつけてグループをつくる。



ゆ「こうやって食べるの憧れだったんだよね〜！」


貴「え！わたしもだよ！」


ゆ「えー！いっしょだー！」


森「たしかにたしかに。高校生って感じするかも〜」



と言いながら各々お弁当を取りだしていた。


貴「……あ、」



そういえばココアがあった。


もうぬるくなっちゃってるけどそれくらいが飲みやすかったりする。


冷たすぎるとお腹壊しちゃうし、熱すぎると舌やけどしちゃうし……



貰ったものは無下にできないよな……


と思いながら、朝の出来事を思い出し、恥ずかしい気持ちになりながら、



彼から貰ったココアを口に含んでいた。


あ、やっぱり美味しいこのココア。




ゆ「あ、そういえばさ。」


貴「ん？？」


ゆ「Aとさとみくんって付き合ってるの？」




と、ゆうかが小声で聞いてくるものだから



つい大きな声で



貴「なんで！！？！？！？！」



と言ってしまった。



あ、大きい声出しすぎた。

まぁ教室に残ってる子の方が少ないし大丈夫でしょ……？



森「めっちゃびっくりしたw」


貴「ご、ごめんw」


森「でも私も付き合ってんのかな〜って思ってた」



とななみも言うので……


貴「……どこが？」



と聞いてみると、



ゆ「やっぱり今日の朝一緒に登校してきたとこかな〜！」



森「私も！なんか怪しいな〜って思った！」



ゆ・森「で、そこんとこどうなの！A！！」



と言われても……



貴「あ、いや……。さとみくんとは同じマンションで、たまたま行く時間がかぶっただけだよ……？」



と言うと、




森「は！？同じマンション！？」



と、ななみが興奮気味に聞いてきた。



ゆ「ちょちょちょっと、その話詳しく！」



と、ゆうかもノリノリなようだ。




別にそこまで話す内容ないんだけどなぁと思いながらもいきさつを話した。




森「ふ〜ん。なるほどねぇ」


ゆ「ただの偶然にしてはできすぎな気もするけど……」






何か問題があるのだろうか？？

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