Sweet Blues 3 ページ22
・
青「大倉の料理ってやっぱり美味しい//」
緑「そう？//」
青「うん。昔も部活の帰りに家寄ったら、焼きそばとかチャーハン作ってくれたやん？」
緑「どれも冷蔵庫の残りモンで作った簡単な料理ばっかりやん///」
青「それでも美味しかったもん。…僕あれ大好きやったな〜」
大好きなんは焼きそばとチャーハンだけ？今の俺は？…てセリフをグッと堪えて
緑「…そか。ありがと///」
……それ以上はどちらも喋らんようになってしもて食器の音しかしない世界。もちろん、なんか話したいとは思うんやけど、違う事で口を動かしてるからか、脳みそが考え事を拒んでいるからか…とにかく話すネタが思い浮かばなくて、気持ちばかりが焦って、なんか泣きそうになってきた(涙)
青「…大倉？」
緑「ふぇ？」
その時の俺。フォークを口に入れたところで、たぶんめっちゃ間抜けな顔してたと思う。けど、急に名前呼ばれたから反射的に顔を上げたら
青「なんで泣いてるん？」
て、困り顔のやす。
緑「…は？俺が？…泣いてる？」
そんなわけ無いやろ〜って、グーで目尻触って見せたら
緑「…わ。ほんまに濡れてるし(汗)」
青「あの、…あのさ。やっぱり流したらあかんと思うねん。いっぺん、普通にすんのやめへん？」
緑「普通？」
青「そう。何も無かったみたいに、昔のままっぽくせんと、一旦リセットしよう」
持ってたフォークを置いて。正座で
青「…大倉、会いたかった…会えて良かった。駐車場で見つけた時に避けられるかと思ったけど、ちゃんと話しかけてくれて…ほんまに嬉しかった///」
緑「ちょっと待って！避けるわけないやん。俺かて会いたかったんやし！」
青「…そう、なん？」
緑「そうやよ！…突然音信不通になってさ、どんだけ寂しかったか」
青「それは、ごめん。…大学で色々あって、専門学校に入り直して勉強しながらいろんな所で修行っていうか…腕試ししてたから」
緑「…なんの？」
青「僕、ガーデンデザイナーやってるねん」
緑「庭師、みたいなん？」
青「ちょっと違うかな。庭とか、公園を設計するん」
緑「へぇ〜。…それは、やすらしい」
昔から自然が大好きやったもんな
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 228人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：青菜はやと
| 作者ホームページ：
作成日時：2019年7月15日 19時
