⚪︎22話 ページ23
桃「A、さっきはごめんね。
何もしてあげられなくて…」
「そんな、さつきのせいじゃないよ!
私は大丈夫だから、気にしないで!」
心配させまいと笑顔で言ったつもりだけど、ちゃんと笑えてたかは自信ない…
それでも、何をされようと征十郎と別れるつもりはないから向き合おうと思えた。
ほんとに、その日は1日中視線を感じて居心地はいいものじゃなかったけどさつきがそばにいてくれたので助かった。
桃「何かされたら私にも言うんだよ!
赤司くんのファン多そうだし…」
「うん、ありがとう!
改めて征十郎が人気なんだって思ったよ…笑」
青「俺にも言えよ!
赤司ファンだかなんかしらねーが、Aが怪我でもしたらその倍で返してやる!」
「ありがとう、心強いよ!」
放課後2人とおしゃべりしながら征十郎のことを待っていた。
赤「お待たせA。」
「征十郎、全然待ってないよ!」
青「よぅ、赤司!
遅かったな!」
赤「少し用事があってね。
桃井も付き添ってくれたのか、ありがとう!」
桃「私はAが心配だっただけだよ!」
私のためにさつきも大輝も征十郎が来るまで待っていてくれていい友達ができてよかったと実感した。
桃「じゃあ私と大ちゃんは先帰るね!!」
青「ちょ、押すなって!
じゃあな、赤司、A!」
そう言い2人は帰ってしまった。
「そういえば用事ってなんだったの?」
そう聞くと征十郎は少し間を開けて…
赤「ちょっと呼び出されていてね…。」
「?そっか、なら私たちも行こうか!」
そう言って征十郎と手を繋ぎ、昨日と同じ道を帰った。
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りお - めちゃくちゃ面白いです!!更新楽しみです!! (2023年1月26日 6時) (レス) @page1 id: b489825e8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコ | 作成日時:2023年1月13日 14時