ゆるふわ17 ページ19
ぐだくだぐだくだ考えても、答えは結局見つからなくて。
気づけば何も動けないままに、体育祭は明日に迫っていた。
貴「明日だね〜、体育祭」
「そうだな」
貴「リレー、頑張ってよ〜?」
そういや、リレー出るんだったな俺。
忘れてた。
永「仲嶋さん、今から二人三脚の練習しない?」
空
気
を
読
め
永
石
今、俺と仲嶋は仲良く弁当食ってんだろうが…!
貴「ごめーん、今お弁当食べてるからさ〜」
永「そ、そっか。あ、その卵焼き美味しそうだね。」
貴「でしょ〜。お母さんの卵焼き美味しいんだ〜。好きだから、最後までとっとくの〜」
永石、今多分遠回しにくれって言った。
仲嶋、気づかず断った。
けっ、ざまぁ。
永石は悔しそうにどこかに消えた。
貴「なんか、最近よく永石君に絡まれるんだよね〜」
「え、どういう風に」
貴「ん〜、例えばね〜?お母さんが風邪で購買の時奢ってくれたり、付き合ってって言われたり」
ねえ待って、永石告白してんの。
「…なんて、返したの」
貴「?どこに?って。そしたら、なんか、いいよって言われてどこかに行っちゃったんだ〜」
ドンマイ、永石。
敵ながらに同情するぜ。
貴「でもやっぱり、にろ君といる方が、何倍も楽しいんだよ〜」
その言葉を。俺は素直に受け取っていいのか。
それを、好意だと受け取っていいのか。
まぁ、あくまで"友達として"なんだろうけどな。
貴「…そろそろ気づいて欲しいな…」
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タケ焼き - 最近二口もはまっててもうこの作品見たら一瞬三途の川見えました!! (2020年5月5日 13時) (レス) id: b1a2c58828 (このIDを非表示/違反報告)
ミラージュ - 今更なんですが...滑津ちゃんはD組ですよ!お話面白かったです! (2019年9月22日 23時) (レス) id: 490ab1aedc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イチゴヨーグルト | 作成日時:2016年5月9日 23時