198.悲しい思い 〜炭治郎side〜 ページ18
『もしもし。
何か用か?』
「うっわー、冷たすぎない?」
俺は陽菜に聞こえるようにため息をつき、冷たく言い放ったつもりだったが、陽菜には通用しなかった。
「今日会えて嬉しかったから、電話しただけだよー。」
『…今、Aと一緒にいるから切るぞ。』
「え、彼女さんと一緒なの?
それなのに出てくれたの?
嬉しいー。」
声色からして、自分を優先してもらったと勘違いしているようだ。
俺は呆れたようにため息をついた。
『大切な用事かもしれないから出ていいって言ってくれたんだ。
何もないなら切るぞ。』
電話の向こうで陽菜が何か言っている気がしたが、俺は無視をして電話を切った。
そして、すぐに電話番号を消し、着信拒否をした。
人生初の着信拒否だ。
致し方ない。
俺はもうAに悲しい思いなんてさせたくない。
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そらね - 正直言って陽菜ちゃん嫌いです。 (2020年11月15日 9時) (レス) id: 4fd123f034 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 朔夜さん!これからもたくさん素敵なお話を作ってください! (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
凪 - お話が面白すぎて……すごい……。(語彙力) 炭次郎の甘えてくるところがアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!たまらん!!!!!! (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅の刃大好き - 陽菜が炭治郎のこと好きなのはわかるけど、さすがにやりすぎぃ〜!炭治郎、夢主さん、がんばれ〜!!そしてそして!朔夜さんも頑張ってください! (2020年7月4日 0時) (レス) id: 7db63c5bfe (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 朔夜さん» んーっ! (2020年6月8日 18時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年6月3日 20時