第5話 粉砕鈍器 ページ5
てくてくてく…
「ふぁ〜。眠い。」
「…えーと、この鍵を使って…と。」
「さっきから何してんだ、龍之介…?」
「金棒に挿して…」
かしゃっ☆
うぃーん☆
がっしゃん!
ぷしゅー…
「すげー、変形した!」
「これで半端なく強くなったよ。」
「王子やべー。 」
「誇り高き野菜人の王子もビックリだな」
「ダニィ?!」
「これは王族専用の武器で、
『スマッシャー』と呼ばれています。」
「『粉砕者』,『粉砕機』という意味だな。」
「ちえあきかっこいー。」
「物知りだな。」
「グギギ…。」
「…」
いつの間にか鬼が並行して歩いていた。
「………」
「……………」
「…鬼だぁー!!」
「グギャー!! 」
「うぃんぐぼむ」
しゅっ
どーん♡
「っぶねーな!!当たったらどーする!!」
「お前らが避ければ当たんねーだろ。」
「あぁ、うぜぇ。」
「まだ終わってないよ!」
「は?」
「煙の中から…」
「グガァ!!」
不意打ちである。
「うわぁー!!」
ちゅどーん!!!
パラパラパラ…
「…ふぇ?」
「もう、気を付けてよ。」
「…な、何があったの…?」
「スマッシャーだよ。」
「うわぁー、すっごいねー!」
「ちなみに、普通の金棒として使っても
結構すごいよー。」
「龍之介って、自分大好きだよな…。」
「だよね…」
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作者名:くらっしゃー原 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/875a532b441/
作成日時:2019年4月19日 23時