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なんか、全体的に現代アートみたいになっていた。
少しでも拭おうと試みて、自身の右頬に手をやってみる。ねちょっと嫌な感触がして急いで離したが後の祭りだ、被害が広まっただけだった。
「………開かないですね」
「…開かないな」
「開けよ……」
扉を凝視しても、全く動く素振りを見せない。
「……ふぁっきゅー…」
「口が悪いぞ。…って、注意しないのか？」
「あー、なんか……慣れたわ」
あ、ピポがパパに見えてきた。白でバカみてーに塗りたくってゴメンね。許してクレメンス。でもやっぱ髪型メロンパンにしか見えない。
…放心状態になっていた皆人だったが、一気に正気に戻されることとなる。
青の上にオレンジ、そして緑と色が何層にも重なった状態の三角柱に、ギリギリ白が分かるくらいの円錐。その間から、金髪でカールの人物がひょっこり出てくる。ギョッとして三度見くらいはしてしまった。
「どジャアァぁぁぁ〜〜〜〜ン………遅れて登場。そして完結」
癖が強いらしい。擬音がすべてを物語っている。
何やら偉い人なのか、ピポが頭を垂れた。「必要ない」と言う風にすると、迷いながらも困惑気味の表情を上げる。他にも色々な反応があったが、良いものはなかった。
「君たちの戦いは面白かった。…だが、白星はこの私だ」
そう言うや否やドラ◯もんよろしく、何処からかバカでかい重量級の武器を持ち出してくる。消化器のようなゴッツイ見た目の”ソレ”には、たっぷりと赤いインクが詰まっていた。肩に担ぐように持ち、勝ち誇ったように口角を上げる。
「──勝者は、私だ」
ジョニィとジャイロを見れば、ジリジリと後退っている。ホットパンツは全てを悟って何もしていない。ディエゴもサンドマンも同じだ。ピポは死んだ目をしている。
「私の色で、染め直すッ！！」
一気に赤が噴射。……結果、殺人現場のようなものになった。
カラフルだったのに真っ赤に染まりきり、パーカーも元から赤色だったとでも言うような感じに。他の人の服もイメチェンと間違えられてもおかしくない、派手すぎるレッドだった。
誰も口を開かず部屋を出る。
だが、戻ったらスプラって調べてみよ…と密かに考えていたAなのであった。
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結兎亜(プロフ) - 初コメ失礼します！リクエストで、ジョニィの…軽めに、「ハグしないと出られない部屋」、お願いしますっ！ (2022年12月4日 18時) (
レス) id: 7bda5675bf (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 天才羨ましい、、そっか···神ってマジでいるんだ··· (2022年12月4日 15時) (レス) @page41 id: 7a9a52b587 (このIDを非表示/違反報告)
スズメ(プロフ) - 作者さんの短編とても面白いです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))作者さんのほかの小説が読んでみたくて。処刑少女と××という小説を読んでみたいのですが、もしよろしければパスワードを教えて頂けませんか。 (2022年11月26日 10時) (レス) id: e3bb4f0ab3 (このIDを非表示/違反報告)
ケイキ(プロフ) - 更新お疲れ様です！いつも楽しく読ませてもらってます！あと腐の短編集めちゃくちゃ読みたいです… (2022年11月21日 6時) (レス) @page39 id: 0694030e7d (このIDを非表示/違反報告)
森(プロフ) - うおおお!?めっちゃ面白いです!!単純明快大ピンチ…な、なんか頭に電柱が駆け巡るんですが… (2022年10月24日 21時) (レス) @page30 id: 16b29645b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：どりこく x他2人 | 作成日時：2022年9月11日 10時
