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もう1つの始まり3 ページ3

「ここも同じよ。ほら、ここがこうなってるから。」


「すげぇ!」

そこでわたしはキーホルダーのことを思い出した。
わたしはカバンの中からキーホルダーを取り出した。

「あの、これ。若武くんのだよね?拾ったの。」
「あ、俺のだ。お前、なんでこれ俺のだってわかったの?」
「覚えてないかもしれないけど、あなた少し遅れて自転車漕いでたでしょ?
その時すれ違って、落としていったのよ。」

若武くんは少し考えて、あぁと声を漏らした。


「あー、誰か女の子とすれ違った気がする。さんきゅ。」

いいえ、と言うと横から違う男の子が割り込んできた。


「ねぇ君、可愛いね。」
KZの黒木くんだった。とても艶やかな目をしていて、ちょっとドキッとした。

「もしかして、僕らともすれ違った?」

「ううん、わからない。」

「まぁいいや、僕にも国語教えてよ。」

すると、また違う子が割り込んできた。
KZの上杉くんだった。
「そうやってすぐ女に絡むのやめろよ、黒木。」

な!ただのナンパ男じゃない!
最初の若武くんもぶっきらぼうだし、黒木くんもナンパ男だし、この子はすごく冷たい目をしてる。

KZってこんな人ばっかりなの?
なんか、想像と全然違った。

「ごめんね、立花さん。騒がしくて。」
唯一見たことがない子だった。
少し、丸い感じの子で穏やかな雰囲気をしてる。
1番まともかも。

「あ、いえ…」

名前、なんていうんだろ。
じっと見つめていると、少し照れくさそうに、

「あ、僕は小塚 和彦だよ。僕はKZじゃないから誰だかわからないよね。」

と言った。


「小塚くんね。よろしくね。」


「あーもう!俺が教わってるんだからお前らあっち行けよ!」

「お前、あんまり知らない人にズケズケ行くと引かれるぞ。」

「なんだ、今回俺に1位取られたのがそんなに悔しいのか?」

「なんだと!もういっぺん言ってみろ!」

「悔しいんだろ!これでいいか!」

「このぉ…!」

わたしの目の前で喧嘩するのやめてもらえますか…。
帰りたい…、とほほ。

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アカツキ(プロフ) - きららさん» 前々からやってはいたんですけど、ログインできなくてそのままにしてたんですが、また新しく始めました! (2018年6月23日 18時) (レス) id: 242d60fa25 (このIDを非表示/違反報告)
きらら(プロフ) - きららです!Twitterでは星夢で活動してます!占ツクやってたんですね!←今更何を…… (2018年6月23日 18時) (レス) id: d6fc1ed0a8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アカツキ | 作成日時:2018年6月23日 14時

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