卒業後、春。 ページ44
牛島side.
Aの結婚式に呼ばれた。少し複雑な気持ちだが、Aのことだからとても綺麗なのだろう。
結局天童が言ってたことは実現できなかったが、Aが幸せならば、いいと思う。
及川達は大学が東京都だから、駅から離れた所にその式場はあった。
「あ!若利ー!来てくれたんだねー!!」
そう言ったAは、純白のウェディングドレスがとても似合っていた。
「...とてもキレイだぞ。A。よく似合っている」
「え〜?冗談よしてよ〜。これ徹が選んでくれたけどドレスの方が綺麗なんだよね明らかに」
そうだろうか?俺はこういうので性格がでるのだと思っているんだが。
「Aは性格が綺麗だから、雰囲気も綺麗だ」
心境を言葉にして伝えると、若利ちゃんらしいや、と言い、
「ありがと!少しだけ自信がついたよ!」
「牛若ちゃんと、Aちゃんは結婚式でも二股かけてんですか?」
タキシードに身を包む及川は、いらだったように声をあげた。
「いや、俺は恋人がいないから二股ではない」
「じゃあ俺の彼女とその愛人?ねぇAちゃんも、聞いてる?」
逆効果だったようだ。
「徹...ここで言うのも何だけど...ちゃん、て付けなくても、呼び捨てでいいか、ら...」
「っ...!...やっぱり惚れた弱みかな。Aにそう言われると、どんな怒りでもおさm...」
「俺は昔から呼び捨てだけどな」
「こんの牛若野郎っ...!!クソ羨ましいっ...!」
...口出ししなければよかったか。
「おい、クソ川...。祝の席で何抜かしてやがる...幼稚園児でもあるまいし普通さわがねぇよなぁ?」
岩泉か。岩泉もAを好きだったそうだ。俺には関係の無い話だがな。
「ひぃぃぃっ...!岩ちゃんごめん!!」
「...一と結婚したくなってきたんだけど。主に旦那のせいで」
「そうなのか?俺はいつでも大歓迎だ」
「だ、旦那って言われた!旦那って!!」
及川が得意げにこちらを見てくる。少し胃がムカムカした。
「俺はAからプロポーズされたがな」
「うぅぅ...!!!今、猛烈に牛若ちゃんがにくいっ!!」
「...なんだよこれ永遠のループかよ」
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モアノー(プロフ) - 梨月さん» ありがとうございます!!更新頑張りますね! (2017年8月29日 16時) (レス) id: 8a9d444f94 (このIDを非表示/違反報告)
モアノー(プロフ) - バレーシーン難しかったから手を抜いちゃいました。許して下さい。。。マジごめんなさい。。。 (2017年8月28日 23時) (レス) id: 8a9d444f94 (このIDを非表示/違反報告)
梨月 - この小説おもしろいです!! 夢主ちゃん愛されてるな〜〜 続き、ちゃおー楽しみにしてまーす(^^♪ (2017年8月28日 20時) (レス) id: b4a84e38e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モアノー | 作成日時:2017年8月21日 13時