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ナルトとは ページ5

シカマル「初対面の、しかもあんな大勢相手にいきなり
"仲良くしてもらわなくていいから、放っといて"
なんて言えねェな普通。」



それはコイツにとっての普通であって
私にとっては普通ではない、当たり前のことなのだ

とは言っても
私のようなタイプは珍しい、と思う...うん。


大抵の人間は"友達"と言うモノを作ろうと必死だと思うから
私みたいな事を言ったらアカデミー時代は
友達100人どころかほぼ0人確定だろう。


そこを踏まえてコイツはそう言ったんだろう、と思えば何も
可笑しい事ではない





シカマル「なんで一人になりたがるんだ?」


ソイツは弁当に入った卵焼きを頬張りながら再び口を開いた



私は

"まだ喋るのか。"と言うオーラを出しつつも答える



「別に。
アンタに話す事じゃないし」


シカマル「なんだお前、秘密主義って奴か。
...あ、
俺は奈良シカマルだ。

ちなみに此処、俺のサボり場だから先生にバラすなよ。」



さり気なく自己紹介した奈良シカマルに「わかった」と返事をする






それから暫くの沈黙の後再び口を開いた


シカマル「そういやナルトの事だけどよォ」



今度は

黙れオーラをプラスしながら
先程の視線を送る





シカマル「アイツあぁ見えて結構おもしれェし、なんて言うか...
まぁ、悪い奴じゃねぇからよォ
周りの奴らに流されねェでアイツにもちゃんと接してやってくれよ」





「...ナルトって何?ラーメンに乗ってるアレ?」





そう言うとシカマルは溜息をつき呆れ顔をした





シカマル「お前もしかしてアイツの話聞いてなかったのかよ?

...ハァ めんどくせェ


さっきお前の前の席にいた奴、うずまきナルトだ
金髪でムダに煩いヤツ」



「...あー分かった、アイツか。」




話を全て聞き流していた為

シカマルに説明されてやっと今初めて
アイツが"ナルトと言う名前なのだ、と言うことを知った




「で、ソイツが何?
すごく人気者、て感じしたけど私。」


シカマル「...それが現実ならいいんだがなァ」









その後に続く言葉は何も無かったため

さっきの『アイツあぁ見えて(ry』と言うシカマルの言葉をイマイチ解釈する事が出来なかった










それから数分


授業開始まであと10分となったところで私は立ち上がった



手の中にはおにぎりが二つ


その内の一つをシカマルに向けて投げる



「いい暇潰しになった

...ありがと」







驚くシカマルを気にも停めず教室へ向かった

窓拭き→←めんどくせェ



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作者名:星音 | 作成日時:2019年2月8日 21時

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