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イナリの決意 ページ38

Noside




ナルト「寝過ごしたァ!!!!!」

「ッるさ...え、(何で私布団で寝てんの?...先生、か...?)」





翌朝

起きて早々に叫ぶナルトのせいで目が覚めたカルナ


どうやら昨晩は

イナリをタズナの家まで連れ帰ったカカシが

再び釣り堀へ戻り

一人眠っていたカルナを回収し、ナルトの隣で寝かせていたらしい




ナルト「〜ッ!俺を置いてきやがった!!

...

カルナ!
着替えたんならさっさと行くってばよ!!!」






着替え終わったカルナの手を引き

家を飛び出すナルト






「ちょ、手離s「行ってきまーs(バタンッ」」









イナリ「...」









イナリside






ツナミ「イナリー!ちょっと手伝って!!」



ナルトの兄ちゃん達が出ていって暫く経った頃

僕は
母ちゃんに頼まれて、手伝いをしていた




イナリ「ちょっと僕、トイレいってくるよ」














ツナミ「きゃあァァァア!!!!」

「ッ!? 母ちゃんッ!!」





用を済ませ手を洗っていると

居間の方から母ちゃんの叫び声が聞こえた


急いで駆けつけると

侍二人が母ちゃんを連れ去ろうとしている





ツナミ「出て来ちゃダメ!早く逃げなさいッツ!!」





その言葉を最後に

母ちゃんは連れて行かれてしまった





イナリ「ごめんよ母ちゃん...

僕怖いから、母ちゃんを守れないッ


死にたくない...」







『いつまでそうやって泣いてる気?』


ナルト『泣き虫野郎がッ』





イナリ「ッ!」





膝を抱えて泣く僕の脳裏に

姉ちゃんとナルトの兄ちゃんの声が聞こえた







僕も...



僕も

強くなれるかな、






イナリ「父ちゃん────」









Noside




イナリ「待てェッ」

ツナミ「ッ、イナリ!!」




イナリ「母ちゃんから、


離れろォォォォォオオオ!!!!!」







ツナミを追って家を出たイナリは

刀を向けた二人の侍目掛け突進して行く







イナリ「うらァァァァァァア"ア"」









キーーーンッッッ






だがその刀がイナリを切ることはなく


代わりに切られたのは



一本の丸太だった








ナルト「遅くなって悪かったな!」


イナリ「ッ、姉ちゃん!...ナルトの兄ちゃんも!」


ナルト「(ズコッ

俺はついでかよ...(泣」

仲直り→←なりたい自分



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作者名:星音 | 作成日時:2019年2月8日 21時

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