多重影分身の術 ページ20
キーンキーンキーン
タッ
キーン
卒業試験を終えた夜
一人で森へ入り修行をしていた
内容は影分身だ
本来なら卒業試験で合格できなかった、分身の術を練習するべきなんだろうが
分身の術よりも影分身の方がランクが上
ならばわざわざ出来ない下のランクを練習するよりも
自分がでぎる影分身の精度を上げよう、という結論に至った
だが修行中
この森の何処かで
戦闘が起きているような音が聞こえてきた
面倒事に首を突っ込みたくはないが
修行の気が散ってしまったので
興味本位、音のする方へ行ってみることにした
・
「終わった...、?」
音を頼りに来てみたはいいが、音が途絶えてしまった
仕方なく引き返そうとすると
目の前で、ボロボロのナルトがバカでかい巻物を抱えているのが見えた
Noside
「こんな所で何やってるの。」
突然のカルナの登場に驚くナルト
ナルト「ッ、お前こそこんな所で何やってんだってばよバカッ!(小声」
何をそんなに焦っているのか、とカルナがナルトの隣に座り
木から背後を覗くと
丁度ミズキがイルカに手裏剣を投げる瞬間だった
ナルト&カルナ「ッツ!!」
ドガッ────────
イルカ「ッ、ナルト!...カルナ?なんでお前までここに...!?」
ナルトはミズキに体当たり
カルナはイルカを守る体制に入る
そして二人同時に印を組んだ
ナルト&カルナ「多重影分身の術」
イルカ「!!!」
大勢の分身達がミズキを囲む
ナルト「いくぜィカルナ」
「ん、」
ミズキ「うぎゃあァァァァア"!!!!!」
分身達がミズキをボコし
事件は無事幕を下ろした
・
イルカ「二人共、ちょっとこっちへ来い
お前らに渡したいもんがある」
ナルト「渡したいもん?...何だってばよ?」
イルカ「カルナもこっちへ来い、付けてやる」
初めは躊躇したカルナだったが
イルカが額当てを2個隠し持っているのが見えたので、仕方なく前へ出た
ナルト「あ、先生、これってば...!!!」
イルカ「ナルト、カルナ
卒業おめでとう────」
真っ暗な森の中で
真新しい額当てを付けて笑顔を見せるナルトと
表には出さないが、内心嬉しそうなカルナを
満月の月明かりが優しく照らしていた
78人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:星音 | 作成日時:2019年2月8日 21時