松野の彼女

4話 ページ5

その後、一週間後の日曜日、午後2時ごろに、と予定が決まった。




『…服、考えなきゃ、』


一応、好きになる人、な訳だし、




『でもなんか、充実してるって感じだなあ』



ふふって笑って空を見たと、途端に目の前が真っ暗になる。




『え、なんっ…』


「はははっ、なに一人でにやけてんの？」


『あ、お兄ちゃん！…ってなんでここにいるの？』


「お前に会いたくなってさ」


そう、お兄ちゃんはシスコン。


運命の人を決める私にとって、1番めんどくさい人はこの人。




『(めんどくさいことにならないといいけど…)』









「おいっ、日曜日だってよ！」

「いや、来週の日曜日だから、」

「フッ…マイハニーがやってくる日…」

「うっざ」

「やきゅうしってるかな？どんな子かな！」

「おとなし目の子がいいなあ」

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