松野の彼女

3話 ページ4

「乾さん…！そういえばこないだの運命の人はどうしたんすか」

いい笑顔で聞いてくる後輩。


『あー…いい人だったよ』

「なら良かったですね！乾さんにも相手ができて」

はははと呑気に笑って、「じゃ、頑張ってくださいね」と言って自分のデスクに戻っていった。





『(運命の人6人もいるって誰にもいえない…)』





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『トイレットペーパー…あ、砂糖も無かった、』



無くなっていた生活の必需品を買い足しにスーパーに来た。


『おも…』


うぐぐ、こんなに買うんじゃ無かったと後悔していたら



ﾌﾟﾙﾙﾙと電話がかかってくる音。





慌てて荷物を置きスマホをとって、みる




『松野…』



私なんかしたっけ、と思いながら出る





「もしもし、乾さんで合ってるかしら？」


『あ、はいっ！』


「こないだの事息子たちに話したら会いたいっていうから、日にちを決めてしまおうと思って、」





「早いほうがいいでしょ？」と松代さん。








『あっ、はい！！』

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