松野の彼女

1話 ページ2

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『…私…！結婚したいんです！！ちゃんと家庭作って…！』


「…じゃあ今回は運命の人、みてみるかい？」


『…っはい！』







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ｶﾞﾀﾝｶﾞﾀﾝと揺れる電車。


「次は〜赤塚駅〜赤塚駅〜」


『…赤塚駅だ…』




私の運命の人、それは






赤塚区に住んでいる松野さん、という人。




どうも、松野さんという方は有名らしく、人に尋ねてみたらすぐにわかった、



『ここを、右で……あっ、あった松野さん家』




震える指でインターホンを押す。




ﾋﾟﾝﾎﾟ-ﾝ




少しして奥の方から「はーい」と聞こえる声。



「はい、どちら様ですか、」





『あっ、私、乾と言いまして、あの、ここって松野さん家であってますでしょうか？』



松野さんのお母さん(?)はポカンとした顔で見てすぐに笑顔になった。



「はい、松野です」


『(いいお母さんだ…)』



そこから、私は命を助けてくれた占いの人の話をして、その人が教えてくれた運命の人が赤塚区の松野さん。という話を簡単に話した。



「…あらあら、全然とってってください」



『えっ、大丈夫なんですか…！』



すんなりOKをもらえてびっくりしたがよかった




「ところで…」



『はい…！』




「何松？」


『え…』

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