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毎日がやりたいことをやり放題だった僕達にとって仕事をしてる意味がわからなかった。
「(仕事しても、意味わかんねえや)」
僕は仕事に就いて一ヶ月経って初のお給料というものを貰ったものの、あのケーキ屋には一度も行っていない。
いや、行けないのだ。
毎日が残業三昧。新人の僕にとっては定時で終わるものでももっと時間がかかってしまうから、この一ヶ月で早くなった方だが、まだ残業がやめられないでいる。
「お店、何時までだったけ、」
チラッと時計をみるともう9時を回っていて、早く終わらせなきゃと手を進めた。
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『うーーーーーん』
「どうしたんすか、」
『いやっ、ちょっとね』
閉店作業をしながら、こないだのことが頭をよぎって、
『こないだは、3日で来てくれたのに一ヶ月…』
「あ、6つの人っすね!!!」
『うん、イチゴタルト美味しくなかったのかなって、ま、そんな毎週毎週ケーキなんて買わないか』
毎日ケーキ買ってたら糖尿病になっちゃうよと笑ってみるも心の中では残念な気持ちでたくさんだ。
貴方が来てない一ヶ月がとても長く感じました。
まだ二回しか会ってないけど、こんな心に乗る感じはなんだろう、
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作者名:朝日 | 作成日時:2018年1月1日 3時