【HQ】(5)悪女潰し...？面倒くさいし興味無い【青葉城西】

191:私の友達 ページ1

『...........それが...私の過去...』



全て話した。



話したはず



京｢...やっぱお前すげぇな...｣



そう言って京谷は私を強く抱きしめた



『...私...お姉ちゃんだもん...』



京｢.......お前が抱えてる悲しみも苦しみも辛さも全部.....俺が半分持ってやりてぇよ...！｣



『.......京谷...』



その言葉...何回も言われたよ...



研磨と、覚と、繋心に



──孤｢Aが抱えてるもの...全部半分こできたらいいのにね｣



──天｢...半分持たせてよ...Aの苦しみを、全部｣



──繋｢...全部持ってやりてぇな...何で...まだ小さい子達に全て抱えさせるんだ...！｣



...私...仲間には恵まれなかったけど...



従兄弟、幼馴染、親戚...



そして...



京｢.....すげぇな...ホントにすげぇ...お疲れ様、大爪｣



_______________友達には



恵まれたよ



『.........よしっ...！』



私は京谷から離れ、思いっきり頬をぶっ叩いた



京｢ｯｯ!?｣



『...いつまでもウジウジしてられないよね...！
私...いつも通りに戻るよ』



馬鹿みたいに弱音吐いて、馬鹿みたいに昔を引きずって



そんなの兄弟や皆に迷惑かけるだけだもんね



『...ありがとうね、京谷。スッキリした。
...戻ろう。皆待ってるかも』



京｢.....ああ｣



京谷は私の横を歩く



なんとなく、それが落ち着く



『...........え...？』



戻ろうとしていた時



目の前には



『.........何で...？』



青葉城西の...皆がいた



いや...矢巾と岡安はいないけど...



まァ...来るわけないけどね

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