ベビーシッター、始めました (ページ10)

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チャナ君の口元にスプーンで離乳食を持っていくと、すぐに食いつく。

ぱくっ

もぐもぐ

30分くらいで食べ終えた。

｢美味しかったねー。｣

口の中を軽くゆすいであげる。

すると、満足したように眠ってしまった。

｢……んふ、可愛い。｣

立って流しに食器を置き、机で食べてる大きい子達のところに行く。

結構行儀はいい。

食べこぼしが凄すぎるだけで。

ジュン君なんか、すごい箸の持ち方。

ちょっと直しに行こ。

｢ジュン君！
箸はね、こう持つんだよ。｣

ｼﾞｭﾝ｢なんで？｣

｢こうした方が食べやすいし、何よりかっこ良いジュン君がもっとかっこよくなるんだよ！｣

ｼﾞｭﾝ｢かっこよくなるの？！｣

目を輝かせて急いで持ち方を変える。

うん、さっきより全然いい。

私は自分のご飯はいつかジスさんに聞いてみることにした。

｢ジスさん、私たちのお昼はいつですか？｣

ｼﾞｽ｢あ、お昼寝の時間です。｣

｢ああ、そうですか。分かりました。｣

ｼﾞｽ｢あ、と言うより。
A先生、僕より年下ですよね？
さん付けじゃなくて、おっぱづけにしてください！
子供たちの前では先生付けで！｣

｢へ、あ、はいっっっ！！！

ジス先生、よろしくおねがいしまーす！！｣

ｼﾞｮﾝﾊﾝ｢うるはいほ、Aへんへー。｣

ｼﾞｽ｢こら、口に物入れながら喋らない！｣

ｼﾞｮﾝﾊﾝ｢はーい｣

初日でここまで進歩するなんて思わなかった。

これから楽しく過ごせそうだな。