◇捧ぐ ページ33
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つーっと身体をなぞると
ビクッと身体を反らせる
『んんっ、』
「Aは、俺のファン？」
『、そう、一番っ、身近なファン、っ』
「ふうん？じゃあ俺ファンとイケナイことしちゃってるんだ？」
『……んっ、っはあ』
「なんか、燃える」
今日はライブ終わりってこともあってか、
アドレナリン出まくってるから、
意地悪松村な日
『あぁっ、んっ、は』
「どうしてほしいの？」
『んん……、ほく、気持ちよくして？』
「……はあかわいすぎ、」
たとえ意地悪松村な日であっても
Aに対しては甘々なんです
腰を打付ける音が寝室中に響き渡る
今日ライブ中に慎太郎と話してる所を思い出す……
なんでだよ、
なんであんな楽しそうに話すんだよ
あの時はノリで怒ってるように見せたけど、
ほんとにほんとに、嫌だったよ
俺だけみててーって、すごく思った
あー思い出すと、もっとAが欲しくなる
『まっ、て、北斗、きもち、い』
「俺だけみてて……っ、んっ」
『…ずっと、北斗しか、見てないよ』
「きょ、う、慎太郎と楽しそうに、話してたっ……っは」
『っ、あれはっ、慎ちゃんが、「北斗がずっとAのこと探してるぞ」ってっ、教えてくれたのっ』
「えっ……っ」
『ほくの、話聞いてただけっ、ね？わたしの頭の中ほくしか見えてないよ？』
「……っ、んんっ、好き、」
『んっ、はあっ、んんっ！』
慎太郎、いいやつじゃん
あいつは俺らのキューピッドだもんな？
ほく、と何度も何度も呼んで求めてくれる
堪らなく好きが溢れる、
Aと繋がる瞬間、いつもいつも、幸せでしかないよ
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作者名：パン粉 | 作成日時：2021年9月2日 1時
