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@19@ ページ19

走って走って時計塔に辿り着いた。

皆、待ち合わせにしてるのかたくさんの人で溢れている。

遠くから見たら泣きそうな顔に見えたけど…近づいたら、泣きじゃくっていたのが分かる。

目が真っ赤だ。

パシッ。

手を握ると、たいが俺を見た。

「…ぅぅ〜…ひろぉっ(ウル目+涙)」

「大丈夫か?悪かった、一人にして」

たいの頬に触れようとした手を掴まれた。

そして、鞄から取り出したハンカチで俺の汗を拭いてくれる。

「ごめんね…30過ぎて走るの、辛いよね」

おい…泣くのか貶すのかどっちかにしろ(#^ω^)。

「とにかく、無事でよかったよ」

ほっとした。

「ん…ごめん」

「そろそろ、観覧車乗るか?」

「うんっ」

たいの手を引いて場所を移動する。

やっぱり夕日をバックにキス…♪という遊園地スポット特集に取り扱われてたから、けっこうな列が

ついてる。1周、約7分…けっこう長いな。

「ごめんね、ひろ」

「ん?」

「迷子にならないって…ちゃんとくっついてるって約束したのに…離れちゃって」

「仕方ないだろ。ゾンビの手握ったらそりゃパニくるし、集団に襲われたら逃げるよ」

「…ん〜、怖かった。だって、ひろじゃなくてゾンビがいたから」

「そこまで天然過ぎて、逆に尊敬する」

「もぉ〜、他人事だと思ってぇ〜」

「なんで、時計の前で待ってたんだ?」

「…え、キラキラしてたし、この遊園地のシンボルだし、俺達の色だったから」

「やっぱ、そうか」

「ひろは?どうして、時計塔に来たの?」

「なんだろ…時計塔に惹かれたからかな。たい、キラキラしたの好きだから、いるかなって思った」

「ありがと…迎えに来てくれて」

「俺は、姫の王子様ですから♪」

「…うん。ひろは俺の、俺だけの王子様だよ♪」


ああ…可愛い。早く、観覧車に乗りたい!!

そうして話してる間に俺達の番が回ってきた。

頂上で、夕日をバックにKISS、できるかな…。


姫の手を引いて、観覧車に乗り込んだ。

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まほまま(プロフ) - 追っ掛けるのに忙しいわwww (2018年2月11日 0時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ともみ | 作成日時:2018年2月10日 20時

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