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ソファーに座ると、たいがギュッて抱きしめてくれた。
「何があったの?」
「べ…別に、大したことない…「それは、俺が判断するから、話して」
そう言って、背中を摩ってくれる。
「ちょっと…知らない人に抱きしめられて、キスされただけ」
体を離して、目を合わせる。
「どこが大したことないの?大事なことでしょ」
「……っ、ん」
「怖かったねヾ(・ω・)」
目の前にいるのは…太輔だ。
俺に触れてるのも太輔。
「思い出させてごめんね。でも、教えて。どんな状況だったのか」
楽屋に戻る途中からの経緯を話した。
「声も…聞いたことない」
「そっか…」
もう一度抱きしめられて、たいの腕の中に収まる。
「気持ち悪くて…トイレで、口に指突っ込んで吐いた(._.)」
顎に手をかけられて、上を向かされる。
「触れるだけ?舌は?入れられたの?」
「どっちも…っ」
唇を親指の腹でなぞられる。
「…たいのキスで、上書きしてっ」
「上書きするから、目閉じて」
ふと、吐いた後で、歯磨きしてないことに気づいた。
「や…っ、ダメっ」
「どうして?俺だよ?」
「そうじゃなくて…っ、歯磨いてからっ!吐いた後だし…っ」
「吐いたって言っても、口漱いだんでしょ?」
「漱いだけど…っ「それでいいよ。大丈夫」
「そんなわけ…っ、んんっ」
抱きすくめられて、キスの角度が深くなった。
舌が入ってきて、記憶がフラッシュバックする。
「やぁ…っ、んっ…たい…ぃっ」
「チュル…ひろ…キスしてるの、俺だよ…チュ…」
キスの合間に、俺が誰としてるのかを言葉で、Kissで教えてくれる。
行動で分からせてくれる。
たいの、甘い香水…。
いつもの香り。
「ほら…愛してるって…ん…キスで返して…っは」
たいの匂いと声に酔いそう。
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kmf2kkrtmm(プロフ) - まほままさん» &続編に移行したよ〜('ω')ノ('ω')ノ (2019年5月3日 17時) (レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - まほままさん» 優しさを感じてくれてよかった〜(´▽`) ホッ台詞の言い回しと言葉遣いはこっちは優しくて柔らかいのww犯人はね〜、北藤と別にする。こっちはスタッフさん。北藤は新人の俳優さん。ひろが凄味を利かせるから( *´艸`)あら、私は…そう!妄想の魔術師(笑) (2019年5月3日 17時) (レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)
kmf2kkrtmm(プロフ) - ヒロロさん» ひろにキスしたのは…その前にお話がいっぱいになって移行したよ〜(^O^)/今回は藤北と北藤の犯人は変える〜。こっちはスタッフさんかな。 (2019年5月3日 17時) (レス) id: 0bbb450268 (このIDを非表示/違反報告)
まほまま(プロフ) - こっちはこっちでたいの優しい雰囲気が出てるよね〜。物言いが柔らかいの。で、ひれがやっぱりちっちゃいから可哀想くみえちゃうし。設定は同じなのにセリフの言い回しが違うだけでこんなに雰囲気変わるんだね〜。よっ、魔術師! (2019年1月30日 21時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロロ(プロフ) - うぅ( ;_; )ひろにキスしたの誰よぉ( ;_; )可哀想だよぉ(´;ω;` )でも、キングたいぴが来てくれて良かった〜!上書きのキスもいい感じに、えろいし…(〃ω〃)歯磨きしてなくてもOK…愛してるんだね〜(*´艸` ) (2019年1月30日 18時) (レス) id: 4cceb99551 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ともみ | 作者ホームページ:http://yaplog.jp/kmft2_kitafuji
作成日時:2018年2月4日 11時