傷ついた男の子。【忍たま】

四十五話 ページ48

Aside



『あはは…』




正直酷いことをされた。





でも本気で謝ってくれた。




なんか本気で謝ってくれたことが





嬉しかった。





『しょうがないなぁ、、あんたらは…笑』



＿＿＿



五年生とAは



この短時間であの日の




前の関係に戻った。




結構仲良くなった。




Aの心は





完全に





治った感じがした。
＿＿＿＿＿＿
海加side



海「！へぇ…良かったじゃん」




あの子はこの前のような




笑顔に戻ったような気がする。





とても嬉しい。






これで私のミッションは






終わった。





忍術学園は




とても明るくなるだろう。




『大丈夫でした。本当に。』




海「怖くはなかったん？」




『少し怖かったんですが、


でも嬉しさが勝ってしまいました』



海「え、謝ってきたことが嬉しかったん？」



『本気で謝ってきてくれて


反省してたんだなって思ってたら


なんか嬉しかったです、笑』



海「！…そうなんや！」




これも新しい進歩。





竹「本当に海加さんには感謝しかないです」



海「あらまぁ」




尾「本当にありがとうございます！！」



鉢「こっちも元気になりました」




海「なら良かった！」




なんか私も嬉しいな



海「Aもそのままでちゃんと居るんだよ」



『！はい！』




ｻﾞ-ｻﾞ-ｻﾞ-




『また雨か、、』





海「運が悪いねぇ、、、」



ｺﾞﾛｺﾞﾛ



竹「雷だ、、、」




不「本当だ… 」




久「うわ…大丈夫かな」




鉢「うおっ…光った」





ﾋﾟｯｼｬ-ﾝ




尾「あ！あそこに雷落ちた！！」



鉢「うわ…ほんとだ」



『本当に最近大丈夫かな…』





海「絶対大丈夫じゃないね」





『不安だなぁ…』





本当に





最近はどうしたんだろうか。




雨が降ったり





止んだり





雷がなったり





落雷したりと。





本当に最近は可笑しい。




海「はぁ…。大丈夫かなぁ…」





こういうので




ついた溜め息は何回目だろうか。




本当に不安しかないな








不「嫌な予感がありそうだね」





久「確かにね」




鉢「心配するほど



本当に最近大丈夫か？」



不「絶対大丈夫じゃない」



尾「うわぁーもう駄目だァ！！」




竹「何言ってんの勘右衛門」




尾「何も言ってないけど」

＿


そんな会話は置いといて







少女は




明るく戻るだろうと




言っているが





その願いは届かなかった…。

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