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彼らは目標を失った
候補が消えたとなれはあとは当てずっぽうだ

確認をとりたいのは残り4組
セイバー、アーチャー、ランサー、バーサーカーだ

彼らが自由気ままに暴れたのかもしれないし、本当は関係ないのかもしれない

「次はバーサーカーじゃない?狂戦士とかだろ?」
「バーサーカーは、ここからあっちの方だな」
「あっちっていうと、この前行った服屋とか、病院とかかな」
「ここから結構遠いところから感じる」
「じゃあ病院かな?行ってみよう」

毎回毎回、ホームズに運んでもらっていたが今回は彼女のバイクで行くことにした

ストリートファイター、よく彼女が兄と乗っていたバイクだ
兄は遅刻常習犯だった
会社へ行く時は大抵彼女が連れて行った
申し訳ないな、と毎日言っていたが結局なおらなかった

「どう?乗り心地は」
「馬車より早い」
「そりゃそうだ」
「だが道が悪いときはこっちはやだな」
「オフロードじゃないからね」
「種類があるのか」

少し楽しそうな名探偵に彼女も嬉しくなった
名探偵が知らなかったものを知っていたという優越感も多少あるだろうが
人が、いや友達が“喜んでいる”ということだけでも彼女には嬉しいのだ

「着いた。でもここから近いの?」
「ああ、病院の中だ」
「病人なの?マスターの人」
「そこまではわからない。だがサーヴァントは動き回ってる」
「とにかく探そう」

1階、2階、3階といったかんじで5階まで行った

「近いぞ、この辺りだ」

彼女は辺りを見回したがずっと同じ扉と壁が続いているだけだった
人といえば近くで話している老人2人しか居なかった

「まさか、このおばあちゃん?」
「聞いてみればいいじゃないか」

これは脈ありか、と思い声を掛けてみた

「すみませんバーサーカーの方ですか?」

おばあちゃん方は一瞬目を見開いたがすぐに意味がわからないと笑って自分の病室へ帰って行った

「違うじゃないか!恥かいた…」
「言ってなかったか?英霊は霊体化出来るんだ」

れいたいか?
聞いたことのない新しい言葉を口の中で再生してみる

「まあ、つまり透明になれるんだ」
「じゃあ、君もそうすればよかったじゃんか!」
「そこは置いといてくれ、聞こえていただろう。私はルーラーだ。君に危害は加えない。出てきてくれないか」

すると何もなかったところからだんだんと女性が現れた

「わぁお綺麗ですね、ご婦人。名はなんと?」
「それは言えません。一応ですがね、バーサーカーであることは確かです」

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設定タグ:FGO , シャーロック・ホームズ , Fate/GrandOrder   
作品ジャンル:アニメ
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はやみん(プロフ) - 哀楽さん» 面白かったです!作ってくれてありがとうございます! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
哀楽(プロフ) - はやみんさん» ありがとうございます!これからも少しずつですが更新していこうと思います (2019年3月16日 2時) (レス) id: 323c3ce1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん(プロフ) - 面白かったです! (2019年3月15日 20時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鰐野郎 | 作者ホームページ:  
作成日時:2019年3月12日 22時

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