金属バットを振り回す【FGO】 (ページ16)

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「して、マスターさんはどこに？」
「彼女なら近くの病室を回っています。何か用でも？」
「私は君が暴れたことがないか聞きにきたんだが…大丈夫そうだね」
「何故そう思うのですか？」
「ああ、それは僕もぜひお聞かせ願いたい」

「え、なんか、しっかりしてそうじゃん」

名探偵はため息をついた
しかも深く

「え？なんで？この人犯人なの？」
「そこまではわからないが彼女が狂っていないように見せかけているだけかもしれないじゃないか。そんなことくらい考えてくれ」
「その方のおっしゃる通りかと。ですが私は一切戦っていません。負傷者は出していませんので」

「ほらー、じゃあ大丈夫じゃん」
「一応マスターにも会わせてくれ、まあ仕込まれた嘘なら意味が無いけどね」

バーサーカーは簡単に連れて行ってくれた

「彼女です」
「どうしたの？バーサーカー」

その人は看護師だった
優しそうで虫も殺せなさそうな顔をしていた

しかし参加しているということはできてしまうんだろう

「突然ですまないがバーサーカーは暴れたか？」
「いや、暴れてないと思いますけど…そうよね、バーサーカー？」
「ええ、暴れてません」
「じゃあ大丈夫です。あの子正直すぎて狂ってるんです」

うふふ、と女性らしい笑顔で冗談を言うように言った

「じゃあ、残り3機か…これは明日にしよう…」
「もちろんそれに従おう」
「じゃあ帰るか…」

お仕事中すみませんと謝罪をしてから帰った

「彼女が僕のマスターだったらな…もう少し頭の良い策があっただろう」
「なにか不満でも？」
「少しね」
「ええええ、どうせ私は貴方様に比べて頭がよくありませんものね」
「まあ知識は普通レベルにはあるだろう？」
「自分では普通より良いと思ってるんですけどね、貴方と比べないでいただきたい」
「自分で言うのもなんだが僕に勝てる奴なんてマイクロフトぐらいなんじゃないか？」
「ホームズ家に伺いたいものですね」