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3笑目:無法者たち ページ6

放課後... Noside

夢ノ咲学院から抜け、繁華街も抜けたもの静かな地域にある...ビル街

ほぼゴーストタウンのようなそこの雑居ビルの地下に、あるカフェがあった

カフェの名は、Jekyll and Hyde

薄暗いその空間はブックカフェのような造りであり、壁全てが本棚となっている。コーヒーもおいしく、無口な老年のマスターの切り盛りするそこは、所謂隠れ家的名店だった

そんなカフェの隅の方でコーヒーを飲み、本を読んでいるのは...真姫翼その人だった

カランカラン...

地上で扉が開き、石の階段を下りてくる音が響く。そして現れたのは、柳田音遥だった

音「マスター、いつものをお願いします」

常連ならではの気楽な感じで注文をした音遥は迷うことなく翼のいる席へと向かった

音「やぁ、翼。待たせたかい?」

朗らかに、フレンドリーに話しかけた音遥に対して心底嫌そうな顔をした翼は鞄から丸いケースに入ったワックスと四角いプラスチックのアクセサリーケースを取り出してテーブルに置いた

翼「...この店だけでもその猫かぶり、やめたらどうだ」

その言葉に対して反応もせず、音遥はワックスを使って前髪を左に流し、メガネを外してプラスチックケースに入ったピアスやネックレス、ブレスレットといったアクセサリーをすべてつけた

『あ〜〜〜!!もう疲れた疲れた!ほんとどいつもこいつも騙されやすいなぁ♪』

先程までの雰囲気がガラリと変わり、親しみやすい笑顔は人をバカにしたような笑顔になった

普段の彼を知っている者が見たら信じなさそうである

翼「...さすがだな。誰も疑ってないのか」

音「この俺を誰だと思ってるわけ?だぁれも疑ってないよ。「朗らかでフレンドリーな柳田音遥」だと信じ込んでる...バカだね〜!」

ケラケラ笑いながらドッカリとイスに座る音遥をやれやれとでも言いたげな目で見る翼

...これが、柳田音遥の本性であった

音「ところでお前目立つなって言ったのになんで学年一位とか取ってるの?もっと中途半端なのとりなよ」

翼「...音遥が満点取れって言った」




そして彼らは、Lawless





地下深くで息を潜め、虎視眈々と獲物を狙う、無法者たちの集まりである

4笑目:動き出す時→←2笑目:白銀の俊才



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カトレヤ(プロフ) - 壊れた音楽家さん» コメントありがとうございます!ユニット名とカフェの名前はオレが考えたのですが多分同じアニメだと思いますよ!これからも応援よろしくお願いします! (2019年2月17日 14時) (レス) id: cdce025386 (このIDを非表示/違反報告)
壊れた音楽家 - 完結おめでとうございます!夢主くん同士の関係が俺の好きなアニメのキャラのようで嬉しいです。また、ユニット名もカフェの名前もそのアニメに出てくるので嬉しいです!次回作も期待してます! (2019年2月17日 14時) (レス) id: b9c431de9a (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ワイモイさん» ありがとうございます!これからもカトレヤさんと一緒に頑張らせていただきます! (2018年10月14日 8時) (レス) id: f01d23ed14 (このIDを非表示/違反報告)
ワイモイ - Gooooooooood!(゜∇^d)! (2018年10月14日 8時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カトレヤ&月 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月22日 22時

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