2品目:子ウサギたちの来店 ページ4
柘榴side
『今日もいい天気だな...』
休日である土曜日は、人気のないところにあるこの店にとって少しだけ忙しくなる日
それでも常連のおじさんおばさんたちだけだから、そこまで気を張らなくていいって利点もあるけどな...まぁいま昼少し過ぎたから暇だけど
カランカラン...
『いらっしゃいませ』
な「こんにちは!ひさしぶりです!」
『あぁいらっしゃい、元気そうでなによりですよ』
鈴によって告げられた来客は、去年辺りによく来ていた一見女の子に見える男子生徒とはじめて見る男子生徒三人だった。ネクタイの色から見て1年生か...
光「ここがに〜ちゃんの行きつけの店なんだぜ?けっこう広いんだぜ〜!」
友「おい光はしゃぐな!お店の中だぞ!?」
創「そうですよ光くん、お行儀よくしないと」
...また個性的なのが来たな
な「アハハ...騒がしくてすみません。どうしてもここにつれて来たくて」
『いえいえ、賑やかな方が繁盛してるって思われますし僕は気にしませんよ』
『さ、とりあえずお席へどうぞ。お客さま方』
ーーーーー
『それではご注文が決まりましたらお呼びください』
手伝っていた期間も含めて長年言ってきた最早口癖と同義語の言葉を発してカウンターの中に入る
料理とかは厨房に入って作るけどお茶とかコーヒーはここでも作れるんだ
少なくなってきた茶葉の確認をして足りないものをメモし、同じく少なくなってきたモカの豆をコーヒーミルに入れて挽きはじめる
あ〜この時間が一番至福だ...
光「あ〜!お子さまランチがあるんだぜ!オレこれがいいんだぜ!」
友「いやお子さまランチって6歳以下の子どものものだぞ!?ダメに決まってんだろ!」
光「え〜〜〜!」
創「でも、喫茶店にお子さまランチってめずらしいですよね?」
な「たしかにな〜。おれが通ってたときはなかったし、最近入ったのかな?」
『よければ食べます?それ』
驚いたような顔で俺を見る四人に対して少しだけ楽しくなりながら続きを言った
『お子さまランチは子どものものだけじゃないですよ?』
3品目:好きなもの乗せたお子さまランチ→←1品目:とろとろ卵のオムライス
93人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カトレヤ(プロフ) - ハニーさん» すみません、勉強不足でわかりません... (2018年9月24日 21時) (レス) id: e677d34591 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 海沿いの喫茶店と聞いたら真ッ先に珊瑚礁が出てきます(分かる人にはわかる) (2018年9月24日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ