１６品目:サクッと香ばしいクロワッサン ページ18
柘榴side
突然ですがパンの販売をはじめました。種類はロールパン、果物パイ(中身は季節による)、クロワッサン(プレーンとチョコ)の三種類。ロールパンだけは仕入れ先のものだけど
え？喫茶店なのにそこまでやるのかって？いや、こうなったのにはこんな経緯があって...
ーーーーー
数日前...
「柘榴さんほんと料理上手すぎ！いつでも嫁に行けそう〜！」
『せめて婿にしてください...』
「ねぇねぇ柘榴さん！このパンも柘榴さんが作ったとか？」
「ちょっと夏希そんなわけないじゃ〜ん！柘榴さんここ一人でやってんだよ！？」
夏希「いやいや雛子もそう思ったことあるでしょ〜？」
『夏希さんの言う通り、それは僕が作ってますよ。まぁロールパンとかサンドイッチ用の食パンは、先代のときからのお得意先の仕入れ先のですけどね』
「「！！？」」
ーーーーー
そこからまぁ「持ち帰りで販売してほしい」と常連の女子高生の二人にガンガン言い寄られ、なし崩し的にやるはめになったのだ
いくら暑さが緩んできたとはいえ、パンが持ち帰りで売れるのかと思っていたがこれが思った以上に売れる売れる
無理しない程度に品数を増やしていこう。がんばろう
カランカラン...
『いらっしゃいませ』
み「あの...持ち帰り用のパンってまだありますか？」
この子も持ち帰りのパン目当てか...にしてもめずらしいな、オッドアイなんて
『なにになさいますか？』
み「あ、じゃあプレーンのクロワッサンを...えと、五つください」
『かしこまりました。温め直しますので、よかったらカウンターに座ってお待ちください』
み「あっはい！」
...ずいぶん緊張してたみたいだな。俺そんなに威圧感なんて出してないんだが
『お客さまはうちの店ははじめてですか？』
み「うぇっ！？あっはい！」
『ｸｽｸｽ...取って食いやしませんよ。落ちついてください』
み「え、アハハ...すんません、お店の人に話しかけられたんははじめてで...」
へぇ、関西弁の子か。はじめて見たかも
『はい、温まりましたよ』
み「あ、ありがとうございます！」
『いえいえ。よければ、またお越しください』
...なかなか気になるし、また来てくれるとおもしろいんだけどな
さて、いつもの挨拶で締めますか
『ご来店ありがとうございました』
１７品目:人形師とクロワッサン→←１５品目:ピリッと辛いペペロンチーノ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 93人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カトレヤ(プロフ) - ハニーさん» すみません、勉強不足でわかりません... (2018年9月24日 21時) (
レス) id: e677d34591 (このIDを非表示/違反報告)
ハニー - 海沿いの喫茶店と聞いたら真ッ先に珊瑚礁が出てきます（分かる人にはわかる） (2018年9月24日 21時) (レス) id: f040ea1a18 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
