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38曲目:闇オークション ページ4

泉side

ママに少し強引に手を引かれてマリオネットタウンを練り歩いた

「時間がないから」って最後なんか抱っこされて店を渡り歩いて、ママは俺にスーツと革靴にフードのついたマント、銀のネクタイピンを買ってくれた

そしていつもの列車に乗って着いたのは、夜だからってことを抜いても暗い建物だった

『.....イズミ。約束して、ここを出て列車に乗るまでしっかりフードを被って、僕の手を絶対に手を離さないって』

泉「え、なんで?」

『...なんでも』

本当にわからなかったけどママの目がいつもよりも真剣な目だったから思わず頷いていた

二人もフードを被ってるのがいたら変な目で見られるかと思ったけど、俺たち以外にもそんな奴らはいっぱいいたから少し安心した

泉「わぁ...」

建物の中にいたのは人間やものの他に小人、怪物、狼男...これまで見たことのない「こっち」の生き物がいた

...なんでみんな、鎖をつけられたり、籠に入れられたりしてるんだろ?

泉「ねぇマ...」

『...ここは、そういう場所。あまり見ない方がいい』

なんであんたが、そんな絶望した顔をしてるの...?

『.....そろそろはじまるから、座ろうか』

そう言われて座ってすぐに明かりが消えた



.....その後にオレは見ることになる。「こちら側」の闇を

ーーーーー
スレイside

何品もの商品が落札されていくのをボンヤリと見ていた

その中には生き物も混ざっていて、イズミの顔は真っ青になっていた

まぁ、普通はそうだよね。子どもの内にこんなところに来るべきじゃない

.....軽率だったかな

「さぁさぁ次の商品です!なんとあの幻の世界樹が入札されました!それでは一千万から!」

来た

「一千五百!」

「二千!」

木の量はソーマが直るだけある。多めに見積もっても、次のメンテナンス用にも余るかもしれない

一手で勝負を決めるために静かに手を上げた

『.....一億』

泉「はっ!?」

イズミも含めて大勢がどよめくのがわかった.....まぁ、この会場に世界樹にそこまで出すやつがいないことは魔法使ってわかってたし

「そ、それでは世界樹はNo.140のお客さまに!」

『...帰るよ』

泉「えっもう!?」

『...目的は果たしたからね』

少し強引にオークション会場から出ようとしたそのときだった





足を止めたイズミによって、立ち止まったのは

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カトレヤ(プロフ) - 夜空さん» コメントありがとうございます! (2018年8月10日 2時) (レス) id: cdce025386 (このIDを非表示/違反報告)
夜空(プロフ) - すっごく面白かったです!!!感動しちゃいました…。素敵なお話をありがとうございましたっ! (2018年8月9日 1時) (レス) id: e8c7ffb194 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カトレヤ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月28日 14時

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