人形の魔女と蒼目の蛇 2

36曲目:改めて ページ2

次の日... スレイside

イズミへの賛美を並べるシュウを引っぺがして気絶させた次の日、朝ご飯を食べ終わった後にようやく話の席が設けられた

宗「昨日はすまなかったね、こちらも冷静ではなかったのだよ」

泉「別に、気にしてないから...」

『あれが通常運転だから気にしたら負けだよ、イズミ』

泉「！？」

宗「ノンッ！適当なことを言うんじゃない！」

...いやお前少年趣味じゃん←

み「まあまあお師さん落ちついてや。あ、俺影片みか言うんよ、お師さんの弟子みたいな感じやな」

お茶を入れてきたミカはそれを並べるとシュウのとなりに座った

『...ちなみにミカは魔女と人間の混血だよ』

泉「へぇ...」

み「アハハ...だからこんな目ぇなのかもしれへんな〜、変やけどあんま見んとってな？」

ミカの目は右が黄色、左が水色のオッドアイだ。混血の中にはこんな風に見た目に変化する事例がたまにある

魔女たちや妖精たちは、それに対する偏見なんて皆無だ...そんなものがあるのは人間だけだよ

宗「はぁ...斎宮宗だ。僕も人間と魔女の混血なのだよ。まぁ、人間の血などは四分の一しかないが」

泉「？？？」

『...簡単な話。魔女のシュウのおばあさんと、人間のシュウのおじいさんの子ども...つまりシュウのお父さんが魔女のシュウのお母さんと結婚したってこと』

泉「あぁ、だから四分の一」

わりとめずらしいんだよね...普通、だんだん魔女の血が薄れていくから

『...混血は力は純血ほどじゃないけど、寿命は同じくらいなんだよね。まぁ魔女と妖精だったらけっこう長く生きるんだけど』

泉「！そうなの？」

『？...うん』

なんでちょっとホッとしてるの？

宗「それで、なにしに来たのだよ。あと六十年前につれていた人形はどうした」

『...その件で来たんだよ』



はぁ、ようやく本題に入れる...

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