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5呪目:吸血鬼と悪魔 ページ7

次の日... 千景side

あれからTrickstarがあんずさまを取り返しに軽音部部室に乗り込んできたため零さまは彼らを試し、最終的に彼らの「革命」に協力することになりました

まぁ例えどんなことになろうと私は零さまにお仕えし、そのお力になるだけですから

『またこのお方は...こんなところで寝てしまわれて』

零さまよりも強くその血を引いているせいか、昼夜逆転の生活が零さまよりひどくあちこちでよく寝ている光景をお見かけする

『凛月さま、お目覚めください。寝るのならせめて室内で寝てくださいまし』

凛「ん〜〜うるさいなぁ...あ、千景だ。めずらしいね、お前が起こすなんて」

『めずらしい、というよりは私が起こすよりも先に真緒さまが凛月さまを起こすためそう思われるだけですよ』

凛「フフフ...♪ま〜くんは俺のお世話が趣味だからね。なにがあってもま〜くんは俺を見つけてくれるよ」

『...強い絆、ですね』

凛「あ〜〜...そういえば、千景ってま〜くんのこと嫌いだったっけ?」

べつに嫌いというわけではない。いい方だと思っているし、人の手助けをするその姿は称賛に値します

『凛月さまにこう言うのもあれなのですが...私は真緒さまが苦手なのです。ああいう他者の手助けをして自分の存在意義を確認している人間を見ると...反吐が出る。完全に同族嫌悪ですがね』

いまの私は余程ひどい顔をしていたのでしょう。凛月さまは驚いたように目を瞬かせていました

凛「ん〜...千景、そこ座って」

『へ?は、はぁ...』

命令通りに凛月さまの側に正座で座れば、「ど〜ん」なんて言いながら私の膝に寝転びました

『り、凛月さま!?』

凛「ちょっと固いけどいいや、そのまま枕になっててよ...そしたらさっきの話は忘れてあげる♪」

『!...承りました。凛月さま』

私の言葉に満足そうに頷いた凛月さまはまた眠りの世界へと落ちていき、私はそんな凛月さまの寝顔を見ながら感謝の念を抱いていました

6呪目:もう一人の主人→←4呪目:石吐病



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ぬん(プロフ) - 世界観がとても好きです。更新楽しみにしています! (2019年1月6日 23時) (レス) id: bc5dc7d709 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カトレヤ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年12月7日 12時

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