23歩目:調査依頼 ページ26
一ヶ月後... 時雨side
『嵐の止まない地域?』
依頼帰りにまた蓮巳につれ去られた俺は、元帥殿と対面させられるハメになった
英「そう、百年前からその地域では嵐が起こり続けているんだ。元々そこは誰も住んでいないから人的被害はないんだけど、通行には不便になる。最近、そこ近辺の商人と商談がまとまったんだけどこのままでは彼らが帝都に来れない」
『帰る自分たちでなんとかしろ』
どうせその地域に雨降り小僧とか住みついてそこを鎌鼬とかが通るだけだろ。第三部隊使え
英「その地域の泉にはね、白い大蛇が住みついているんだよ」
『!』
部屋のドアを開けて出ていこうとしたそのとき、元帥はそう言った
英「元々あの辺りの土地神なんだろうね、それが百年も暴れ続けて嵐を起こしているなら...そろそろ祟り神になっていてもおかしくないね」ニコリ
『...てめぇ』
どこから俺の情報を...いや、それよりいまはその白大蛇だ。たしかにこれ以上暴れられて祟り神になられたら
泉は親の姿を知らないまま生きていくことになる
英「引き受けて、くれるね?」
『俺の情報を、これ以上誰にも漏らさないと誓約書を書くならな』
ーーーーー
時雨の家...
『というわけでしばらく留守にする。この家のことは頼む』
レ凛嵐司「いや待て待て待て!!」
ビクッ
泉「!?」
なんで全員で止める?
嵐「時雨ちゃんあなた...土地神と一人で戦うつもり!?しかも相手は祟り神寸前なのよ!?」
凛「バカだバカだと思ってたけど、そこまでとは思わなかったんだけどお...?」
司「時雨さんお願いですから考え直してください!」
とりあえず凛月てめぇ後で殴る
レ「...本気なんだな?」
『あぁ、ここで俺が身体張らないと...泉は親の姿を知らないまま生きることになるからな』
凛嵐司「!!」
レ「...そうか、ならおれも着いてく!」
『はっ?』
レ「いいじゃん!おれらも着いてけばお前が死ぬ可能性が少しでも減るだろ!」
嵐「あら名案ね王さま♪」
凛「さんせ〜い♪」
司「いつもとんでもないことばかり言うレオさんがまともなことを...!?」
レ「スオ〜後で覚えてろ」
『おいお前ら勝手に...』
泉「みんな...一緒...♪」
泉も楽しそうにしてるし...!
『っ〜〜...わかったよ、好きにしろ!出発は明朝、場所は帝都より南の、剣ーツルギーの泉だ』
...本気出さないと、さすがの俺もキツいかもな...
ーーーーー
今年の更新はこれで終わりです。みなさまよいお年を
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Hikaひかり(プロフ) - かっちゃんおひさーわいわい雑談の方にコメントしたからみてちょ♪ (2017年12月30日 18時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)
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