9歩目:邂逅 ページ11
時雨side
泉「.....」ジーーッ
レ「な〜全然こっち来ないんだけど...」
『お前の気配が妖怪と人間で微妙だからだろ。なぁ司』
司「それは言えてますね。妖怪の子どもは、そういったものを感じとる力が鋭いですから」
凛「セッちゃ〜ん、王さまは大丈夫だよ。ちょっと変わってるけど悪人じゃないから」
嵐「だからこっちいらっしゃい♪」
泉「...ん」トコトコ
嵐の言葉で隠れてたタンスの影から出てきた泉は胡座をかいていた俺の足の間に座ってきた
『泉、ほらこいつらに名前教えな』
泉「ん...瀬名、泉...」
レ「そうかそうか!おれは月永レオ!よろしくなセナ!」
司「私は朱桜司です。よろしくお願いしますね」
泉「.....れお、かさ...?」
いま思ったけど泉ってけっこう独特な呼び方するな?
レ「わははははっ!おもしろいなお前!」ヒョイッ
泉「ふぇっ...!?」
『あっこらバカ!』
いきなりレオは泉を抱き上げてグルグルその場で回りはじめた
泉が泣きそうになってるし...!
司「なぁにをやってるんですかあなたは!」
ビュオオオッ!!
レ「ぶわっ!?」
凛「ス〜ちゃんナイス〜セッちゃんおいで♪」
泉「っ...くまっ」タッ
『司よくやった』
嵐「もう王さまったら泉ちゃんがかわいいからって振り回しちゃダメよ?」
司がなにしたかって?こいつ桜の精霊だから大量の花吹雪飛ばして視界を塞いだんだよ
泉「っ...泉、れお...やっ!」
レ「え゛っ」
『あ〜あ嫌われた』
凛「王さまドンマイ♪」
嵐「あらあら♪」
司「自業自得です」
...さて、談笑はここまでにしよう
27人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Hikaひかり(プロフ) - かっちゃんおひさーわいわい雑談の方にコメントしたからみてちょ♪ (2017年12月30日 18時) (レス) id: 16a9728f09 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ