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155話 ページ16

ななもりside
「〜♪〜♪」

良い感じで
とっても順調で
このまま最後まで
行ければ……
と思っていた

―ザーザー―

……ノイズ?

―バチン!―

ん? 今変な音が
聞こえたような・・・
その瞬間
辺りが真っ暗に
なってしまった

さとみ
「なーくん
 これなに!?」

「俺も知らない」

莉犬
「マイクも
 入ってない!」

ころん
「曲も消えた」

―ザワザワ―

ななもり
「楽器隊さん
 どうですか?」

「ダメです
 電気が入ってない」

リスナーさんも
困惑してるし
折角のライブが……

その時だった
〜♪〜♪〜♪〜♪

「ん?」

るぅと
「僕のギター?」

ギターの
チューニング音が
突然聴こえてきて

誰かが来ている
気配を感じた……

『ななもりさん私です。
 春夏です。
 その場で待機
 してください。
 実は今機械が
 オーバーヒートして
 スタッフさんが
 一生懸命回復作業
 してくれてます
 直るまでその間私が
 時間稼ぎますから……』

そうして彼女は
椅子に座って
ギターを構えた

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作者名:ひめりん | 作成日時:2021年3月10日 21時

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