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154話 ページ15

―バチ!―

『何の音でしょう?
 って暗い!!
 菊地さんどこですか?』

「ここです!
 一体何が!?」

会場スタッフ
「○○さん!
 これって……」

「オーバーヒートだ
 誰かこれ冷やせる
 ものとかない?
 うちわとかない!?」

どうしよう……
ななもりさん達も
困ってるだろうし
なにより観客が
困惑してる……

『何分で……
 冷えそうですか?』

菊地
「春夏さん?」

スタッフ
「10分
 幸いにも
 こっちにある
 マイクは大丈夫
 ステージに出てる
 マイクと楽器系が
 電源切れてる……」

やるしかない

『照明はどうですか?』

「サブの電源に
 変えればいける
 ちょっと時間
 かかるかもだけど」

確かるぅとさん
ギター
持ってきてた

『私が時間を
 稼ぎます。
 その間に
 直せますか?』

「分かった
 おい照明
 聞こえてるか?」

―聞こえてます!―

「とりあえず
 サブの電源
 繋げてみてくれ」

―分かりました!―

菊地
「春夏さん
 本当にやるんですか?」

『このままだと
 せっかくの
 ライブが
 台無しです……』

「……
 分かりました」

ギターは……
あった……

〜♪〜♪〜♪〜♪
チューニングも
大丈夫そう……

『よし』

椅子・ギター
そしてマイクを
持って舞台へ
上がった

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作者名:ひめりん | 作成日時:2021年3月10日 21時

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