渚「4話目だよー!!!」 ページ4
貴方side
相手のチームを横目に見ると、
いかにもバスケ部に入りそうなメンバーが固まっていた。
これは流石に勝てないかもしれない。
赤司くんとか…他の人には申し訳ないけど
僕は全くもってバスケをやったことがない。
小学校の体育でやったっけな、くらいである。
勝てる気は、全くしない。
しかもだ、相手チームにすごく背が高い奴がいる。
ジャンプボールも、多分あいつだろう。
隣のクラスかな。うちのクラスでは見たことが無い。
こちらのジャンプボールは、１番背が高い…
えっと……斉藤くんだっけか。
が、やる。
それでも、相手チームの人の方が大分高い。
何センチだろうか。
「じゃあ…スタート！」
その合図で両者がジャンプをする。
やはり、向こうが取った。
背も高いしジャンプ力もある。
やっぱりバスケ部かな。バレー部にも見えるけど。
？？「はぁ〜…めんどくさ。」
とかいいながら目は本気だったりする彼。
そんなことは、どうでもいいか。
いま、ボールは相手チームの…
が持っている。
それをマークしているのは、赤司くんだ。
物の見事にパスしようとしたボールをカットした。
赤司「速攻するぞ！走れ!!」
……点を取りに行くってことか？
よくわかんないや。まあ、了解。
自分をマークしているやつのスキをついて、
思いっきり走る。
僕のマークは、もう、いない。
赤司「っ！白石くん！」
パスがきた。
きちんと受け取って、ドリブルする。
結構、楽しいかもしれない。
？？「行かせないよー」
白石「行かせてもらうよ。」
＿＿体を左に傾けて、すぐに切り返す。
そうすれば、ゴールまでの道筋が見える。
体制を崩しながらも、僕はそのままボールを
投げた。
スパン！
綺麗にボールがゴールに入った音がした。
なんだか、いい気分だ。
体が軽い。
思ったよりできる気がしてきた。
相手ボールを僕がカットする。
それを赤司くんにパスする。
それがまた僕に戻ってくる。
貴方「…楽しいじゃん。バスケ。」
さっきより少し遠いところから、ボールを投げる。
世に言うスリーポイントシュートってやつ。
＿＿綺麗に入った。
そのままの流れで、僕達のチームが勝った。
楽しいんだね。バスケって。
赤司「5話目だよ。」→←黒子「3話目です。よろしくお願いします。」
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作者名：優稀 | 作成日時：2017年11月12日 11時
