今日:18 hit、昨日:9 hit、合計:93,116 hit
小｜中｜大
「A君やん」
直哉がニヤリと口角が上げた。俺は上に立つ奴をただ睨みつけるしかなかった。
「久しぶりやなぁ。相も変わらず女の子みたいな顔で可愛らしいわあ」
「実はなあ、ここに来たのもA君が珍しくいるっちゃうってのもあるんやで？会いたかったわあ」
『俺は一生会うつもりなかったんだけどね。何の用？出来れば話もしたくないんだ』
「そうそうこの冷たーい感じも懐かしいわ！君たち目立ちすぎやから逃げる気ないんかってな」
「逃げる？」
「なんや知らんのか」
「君、死刑やって。悟君の後ろ盾がのうなったから」
「あ”ん？」
悠仁と脹相が話す。直哉は淡々と話す。相変わらずお喋りなやつだ。
俺は手の平にドロドロと毒を抽出していく。
「あっ」
何かを気づいたらしい悠仁。
「俺が用あんのは後は恵くんやからぶっちゃけ君は生死はどーでもええねん。でもチョコマカされんのもアレやしとりあえず足でも折っといたろかな」
「伏黒になんの用だよ」
まずい。恵などの仲間関連の話になると悠仁は冷静になれなくなる節がある。
『待っ…』
「死んでもらお思てその前に一筆書いてくれると助かるねんけどな」
フッと風の音だけが聞こえて、俺の目の前に直哉が移動してくる。
目潰しを狙って直哉が手先をこっちに向けてきた。
俺は悠仁を止めることに意識を向けていて、一瞬意識が遅れた。
取られる＿＿＿＿＿＿
グイッ
「おっ！」
パシィン！！！！
思いっきり仰け反って手を弾いた。俺の手のひらに触れた直哉の手はジュッと音がして少し溶ける。
「チッもう母親の術式習得しとるんか！！」
反撃にそのまま右足を振り上げるもガシッと掴まれた。
「体柔らかいんやったな」
ガクッ
『っ』
足を掛けられてそのまま体制を崩した。
直哉がニヤリと笑った。
取ったと思ったろ。
グルンと回って地面に手を付きながら思いっきり直哉の顔を蹴り飛ばした。俺が立ち上がって、直哉が地面に手を着いた。
浅い息を繰り返す直哉を自分の汗を拭いながら見下した。
歪む直哉の顔を見て、笑うのは俺の番だった。
”創双ノ鴇 雷”
バリバリと音が鳴って、直哉に向かって打ち込む。
地面を物凄い速さで移動する直哉。早い。
『腐っても禅院家か』
滑り込むように避けられ、ヒットすることなく雷の呪力が切れた。
62.双子の血盟 ページ35
直哉がニヤリと口角が上げた。俺は上に立つ奴をただ睨みつけるしかなかった。
「久しぶりやなぁ。相も変わらず女の子みたいな顔で可愛らしいわあ」
「実はなあ、ここに来たのもA君が珍しくいるっちゃうってのもあるんやで？会いたかったわあ」
『俺は一生会うつもりなかったんだけどね。何の用？出来れば話もしたくないんだ』
「そうそうこの冷たーい感じも懐かしいわ！君たち目立ちすぎやから逃げる気ないんかってな」
「逃げる？」
「なんや知らんのか」
「君、死刑やって。悟君の後ろ盾がのうなったから」
「あ”ん？」
悠仁と脹相が話す。直哉は淡々と話す。相変わらずお喋りなやつだ。
俺は手の平にドロドロと毒を抽出していく。
「あっ」
何かを気づいたらしい悠仁。
「俺が用あんのは後は恵くんやからぶっちゃけ君は生死はどーでもええねん。でもチョコマカされんのもアレやしとりあえず足でも折っといたろかな」
「伏黒になんの用だよ」
まずい。恵などの仲間関連の話になると悠仁は冷静になれなくなる節がある。
『待っ…』
フッと風の音だけが聞こえて、俺の目の前に直哉が移動してくる。
目潰しを狙って直哉が手先をこっちに向けてきた。
俺は悠仁を止めることに意識を向けていて、一瞬意識が遅れた。
取られる＿＿＿＿＿＿
グイッ
「おっ！」
パシィン！！！！
思いっきり仰け反って手を弾いた。俺の手のひらに触れた直哉の手はジュッと音がして少し溶ける。
「チッもう母親の術式習得しとるんか！！」
反撃にそのまま右足を振り上げるもガシッと掴まれた。
「体柔らかいんやったな」
ガクッ
『っ』
足を掛けられてそのまま体制を崩した。
直哉がニヤリと笑った。
取ったと思ったろ。
グルンと回って地面に手を付きながら思いっきり直哉の顔を蹴り飛ばした。俺が立ち上がって、直哉が地面に手を着いた。
浅い息を繰り返す直哉を自分の汗を拭いながら見下した。
歪む直哉の顔を見て、笑うのは俺の番だった。
”創双ノ鴇 雷”
バリバリと音が鳴って、直哉に向かって打ち込む。
地面を物凄い速さで移動する直哉。早い。
『腐っても禅院家か』
滑り込むように避けられ、ヒットすることなく雷の呪力が切れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 706人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
せみのぬけがら(プロフ) - ソラさん» ほんとだっ！！わざわざありがとうございます(^^) (2021年2月12日 18時) (
レス) id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ - 48、49(?)話らへんで、硝子さんが、梢子さんになってると思います。間違ってたらすみません。 (2021年2月11日 16時) (レス) id: 9410ab3aed (このIDを非表示/違反報告)
せみのぬけがら(プロフ) - 羅飛さん» このネタ伝わんなかったらどうしよ・・・って思ってました笑笑わざわざ、コメント寄せてくれて助かります。ありがとうございます！ (2020年11月19日 0時) (レス) id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
羅飛 - 41話の「今日から（名前）は僕のダーリンだ！」で顔がめっちゃにやけてるのが自分でもわかりましt((いつも楽しく読ませていただいてます。更新無理せず頑張ってください！ (2020年11月18日 23時) (レス) id: ece54e7d40 (このIDを非表示/違反報告)
せみのぬけがら(プロフ) - 東明さん» きゃー！ありがとうございますm(__)m頑張らない程度に頑張ります笑笑 (2020年11月14日 18時) (レス) id: b5181500a7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：えすめ | 作成日時：2020年11月13日 22時
