2話 ページ3
貴方side
園『Aちゃん!ちょっといいかい?』
園長から呼び出しなんて、珍しいな....。
どんな用事なんだろう....。
貴『うん!ちょっと待ってて、すぐ行くから!』
園『うん。待っているよ。』
三郎や二郎に、ある程度やり方を教えて、
園長室へ向かった。
コンコン
貴『失礼しまぁす。』
園『あぁ、いらっしゃい。そこに座っていいよ。』
指定された少し質素なソファーに腰掛けると、
園長は慎重に話を始めた。
園『あのね、Aちゃん。
高校生の君には、少し可哀相な話をするんだけれど....。』
貴『可哀相....?どんな話なの....?』
園『最近、孤児院に入ってくる子供が増えただろう?』
貴『確かに、増えた気がする....。』
園『実は、国からの支援金が足りなくなってしまってね....。』
え
園『私達の生活が厳しくなってしまっているんだ....。』
園『だから....』
だから....?
園『君が高校を卒業した時に、君も、一郎くん達も、
"孤児院を出る事を考えて欲しいんだ"』
貴『そ、んな....。』
そんな事急に言われても、就職先だって、これから探さなきゃいけないのに?
一郎達の面倒も、私一人で見なきゃいけないの?
だけど....施設の子供達のためだ....。
ここは我慢するべきなんだ。
きっとどうにかなる....。
貴『....分かった。私も頑張って就職先探すね。』
園『いいのかい?』
貴『いいもなにも、それしか選択肢がないんでしょ?』
園『....うん。』
貴『なら、園長は気にせずに、子供達の事だけを考えてて!』
園『....ありがとう....!Aちゃん!!』
さて、一郎達にはなんと説明しようかな....。
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マカロニサラダ(プロフ) - おっふさん» 申し訳ありません!手違いで直接ご返信できませんでしたが!読んで頂けると嬉しく思います! (2019年8月7日 23時) (レス) id: 1d4119f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニサラダ(プロフ) - バレてしまったなら仕方がない…!実はおっふさんが好きそうなストーリーをこっそり研究してたんですよ!っていうのはもちろん嘘ですよ…!ご愛読下さりありがとうございます!! (2019年8月7日 23時) (レス) id: 1d4119f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
おっふ - わぁっ、、すげぇ、ストーリーが私好み、、、、え?なんで知ってるんですか、わたしの好きなストーリーとか← (2019年8月7日 23時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニサラダ(プロフ) - キユぎつねさん» コメント誠にありがとうございます!!最近また更新頻度が落ちてきてるので、頑張ろうと思います……。 (2019年8月4日 2時) (レス) id: 1d4119f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
キユぎつね - この作品を初めて読んだ時はさ、こういうのもいいなーって思っていたけどさぁ、過去の話になってから「う”あ”あ”ぁ”ぁ”!!姉さぁ”ぁ”ん”!!」と発狂するようになったでござるる(^^) (2019年8月3日 18時) (レス) id: 00266d32c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マカロニサラダ x他1人 | 作成日時:2019年3月3日 22時