検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:96,462 hit

2話 ページ3

貴方side

園『Aちゃん!ちょっといいかい?』

園長から呼び出しなんて、珍しいな....。

どんな用事なんだろう....。

貴『うん!ちょっと待ってて、すぐ行くから!』

園『うん。待っているよ。』

三郎や二郎に、ある程度やり方を教えて、

園長室へ向かった。

コンコン

貴『失礼しまぁす。』

園『あぁ、いらっしゃい。そこに座っていいよ。』

指定された少し質素なソファーに腰掛けると、

園長は慎重に話を始めた。

園『あのね、Aちゃん。
  高校生の君には、少し可哀相な話をするんだけれど....。』

貴『可哀相....?どんな話なの....?』

園『最近、孤児院に入ってくる子供が増えただろう?』

貴『確かに、増えた気がする....。』

園『実は、国からの支援金が足りなくなってしまってね....。』

  え

園『私達の生活が厳しくなってしまっているんだ....。』

園『だから....』

  だから....?

園『君が高校を卒業した時に、君も、一郎くん達も、
  "孤児院を出る事を考えて欲しいんだ"』

貴『そ、んな....。』

そんな事急に言われても、就職先だって、これから探さなきゃいけないのに?

一郎達の面倒も、私一人で見なきゃいけないの?

だけど....施設の子供達のためだ....。

ここは我慢するべきなんだ。

きっとどうにかなる....。

貴『....分かった。私も頑張って就職先探すね。』

園『いいのかい?』

貴『いいもなにも、それしか選択肢がないんでしょ?』

園『....うん。』

貴『なら、園長は気にせずに、子供達の事だけを考えてて!』

園『....ありがとう....!Aちゃん!!』

さて、一郎達にはなんと説明しようかな....。

3話→←1話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (116 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
626人がお気に入り
設定タグ:ヒプノシスマイク , 山田家 , 過去編   
作品ジャンル:泣ける話
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マカロニサラダ(プロフ) - おっふさん» 申し訳ありません!手違いで直接ご返信できませんでしたが!読んで頂けると嬉しく思います! (2019年8月7日 23時) (レス) id: 1d4119f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニサラダ(プロフ) - バレてしまったなら仕方がない…!実はおっふさんが好きそうなストーリーをこっそり研究してたんですよ!っていうのはもちろん嘘ですよ…!ご愛読下さりありがとうございます!! (2019年8月7日 23時) (レス) id: 1d4119f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
おっふ - わぁっ、、すげぇ、ストーリーが私好み、、、、え?なんで知ってるんですか、わたしの好きなストーリーとか← (2019年8月7日 23時) (レス) id: dfac6954d1 (このIDを非表示/違反報告)
マカロニサラダ(プロフ) - キユぎつねさん» コメント誠にありがとうございます!!最近また更新頻度が落ちてきてるので、頑張ろうと思います……。 (2019年8月4日 2時) (レス) id: 1d4119f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
キユぎつね - この作品を初めて読んだ時はさ、こういうのもいいなーって思っていたけどさぁ、過去の話になってから「う”あ”あ”ぁ”ぁ”!!姉さぁ”ぁ”ん”!!」と発狂するようになったでござるる(^^) (2019年8月3日 18時) (レス) id: 00266d32c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:マカロニサラダ x他1人 | 作成日時:2019年3月3日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。