第四十三夜 咎落チ ページ46
貴方side
元々中国に近かったからか二日ぐらい
で中国に着いた。一つ失敗した事と言
えば…私は中国語を喋れない事ぐらい
だった。ー現在ー
「旅人さん お茶しない?(中国語)」
「貴方綺麗ね コッチ来ない?(中国語)」
…話しかけられております。しかも言葉
がわかんないから話し返せないぃぃ(泣)
私は何とかその場を抜け出し、そこら辺
にあった布を体に巻きやり過ごした。そ
そ日はほとんど手掛かりもなく私は宿で
休む事にした。
NOside
ー次の日ー
Aは早くアレン達に合流するために
朝早くから人の少ない街中を歩いていた。
すると人通りの少なそうな路地に一匹の
黒猫がいた。Aは本来の目的を忘れ
黒猫の方へ近づいた。
貴「うわあぁぁっ毛並み綺麗…可愛い…
撫でていい 黒猫ちゃん?(キラキラ)」
黒「…」
猫は静かにその場に座り、まるで撫でて
いいよと言ってるようだった。
貴「じゃあ…撫でるね(そっ) ‼ふわふわだ
ぁ〜(ニコニコ)」
黒「…ゴロゴロ」
Aは思わず黒猫に夢中になっていたが
その時間も長くはなかった。港の方で空
一面が何かの大群が押し寄せて真っ黒に染
まっていたのだ。肉眼でよく見ると大量の
アクマだった。
貴「…流石にアレを放置するワケにはいか
ないな…黒猫ちゃん 撫でさしてくれて
ありがとう じゃあね」
黒猫にそう告げ、Aはアクマが向かった
方向へと向かった。
黒?「…変わった人 このままここにいれば
アレに巻き込まれる事もないのに」
黒猫だったモノが髪の束ねた女性に変化す
る。女性は髪飾りである鈴をチリン チリン
と鳴らしながらそのままどこかへ去ってい
った。
森の方へ向かうと大量のアクマが白い物体
を囲っていた。アクマ達は白い物体に攻撃
しようとするがその白い物体はビームみた
いな物でアクマを次々と倒していく。
貴「アレは…何なんだ」
白い物体はアクマだけではなく、周りにも
お構いなくビームみたいなのを放ってまわ
りは火の海だった。
「…ねぇ お母さん お父さん起きて…」
近くには父親と母親が血まみれで泣いてい
る子供がいた。
貴「…キミ大丈夫?」
「お母さんと…お父さんがぁっ‼ねぇ助け
てお母さんとお父さんを助けて…」
子供はそう言うと気絶し、倒れそうになる
子供を咄嗟に抱えた。その子供の父親と母
親の脈を診たが、すでに手遅れだった。
Aは子供だけでも助けるため近くの民家
を探し始めた。
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作者名:クロ豆 | 作成日時:2018年5月27日 1時