D.Gray-man トアル少女ノ物語 (ページ43)

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第四十夜ティキ・ミックページ43

NOside
キリレンコ鉱山の近くのトンネル前。
タバコを吸いながら歩く男が一人。
？「先にメシ食わせてもらえます？」
千「いいですヨ♡」
？「よかった腹ペコなんスよ」
千「ただし正装してくださいネ♡その
格好じゃ三ツ星に入れませんカラ♡」
？「わぉそんなんばっか食ってるから
太るんスよ」
千「太ってませン♡…おヤ？今日は随分
機嫌がいいですネ♡」
？「お気に入りの子ができたんで♪」
千「この前のロードもそんな事言ってま
したネ♡」
？「そうなんスか？」
次第に男が身につけていた眼鏡が無くな
り服や肌の色が変わっていった。それは
まるでかつてアレン達と戦ったロードの
時と同じようだった。
千「後言葉使いも直してくださいネ♡
ティキ・ミック卿」
テ「はいはい…〝千年公のおおせのまま
に″」

貴方side
無事アレン達とリナリー達が合流し私は
違う汽車へ乗り換えようとしている。
貴「じゃあここでちょっとだけの間お別
れだね」
リ「大丈夫？無理はしないでねA」
ブ「何かあればすぐ言うんじゃぞA嬢」
ク「気をつけて行ってくるであるA」
ア「怪我しないで下さいねA」
ラ「特に男には気をつけるさA」
…うん心配してくれるのは良く分かった。
けど…
貴「皆いつの間に私のお母さんになった
の？」
あまりにも過保護過ぎないか？何でだろ…
リ「(A勝手にどっか行っちゃうし…)」
ブ「(怪我してばかりで心配じゃ…)」
ク「(A心配である…)」
ア「(一人で戦っちゃうし…)」
ラ「(変な虫がついてるし….)」
▶皆Aの事になると過保護だった。
貴「まぁ心配する事はないよこの任務が
終わったらまたすぐに会えるよ」
そう言って私は汽車に乗り込んだ。発車
しても皆は私を見送ってくれた。でも
私はその時何故か嫌な予感がした。この
先、二度とアレン達に会えないような…
そんな気持ちを紛らわせるかのように私
は窓の外を眺めた。この後、任務先でま
さかこんな事が起こるなんてこの時の私
は思ってもいなかった。