D.Gray-man トアル少女ノ物語 (ページ38)

今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:17,502 hit

第三十五話エクソシストクロウリーページ38

貴方side
私達がクロウリーを見つけた時、
クロウリーは一人花の上で雨に
打たれていた。
ア「クロウリーさん？」
クロウリーはボソッと何かを言った
かと思うといきなり食人花を罵倒し
始めた。食人花は怒らないわけもな
く、私達四人を飲み込んだ。
ア「うわぁあああ‼」
ラ「クロちゃん何やってんだーー‼!」
ク「うるさいである‼!」
アラ貴「⁉」
ク「私はエリアーデを壊した…もう
…生きる気力もないである…」
貴「(あれっ…？これって巻き添え)」
ラ「(巻き添えですよね)」
ア「(巻き添えだな)」
ク「さあ私を殺せであるドアホ花ー‼」
慌ててアレンが止めに入る。
ア「落ち着いてください‼ ！右腕負傷
してるじゃないですか」
ク「こんなもの…またアクマの血を飲
もば治るであろう…はは…はっと
んだ化物になったものだ…愛して
いたものを手に掛けてしまった死
にたい…」
アレンは荒々しくクロウリーの襟を掴
んで言った。
ア「そんなに辛いならエクソシストに
なればいいエクソシストになれば
あなたはエリアーデというアクマ
を壊したんですそしてこれから
もアクマを壊し続ければそれがエ
リアーデを壊した「理由」になる
理由があれば生きられる…理由の
為に生きればいいじゃないですか
あなたもまた神の使徒なんだ…」
貴「…(理由の為に生きる…か)」
雨で見えにくいが、クロウリーは静かに
涙を流していた気がした。

アレンside
クロウリーに理由の為に生きろと言った
時、雨で見えにくかったけど一瞬A
が遠くを見ていたような気がした。
いつも強い彼女は今日は儚く、ちょっと
でも触れると壊れそうで怖かったのは僕
だけなんだろうか…

ラビside
Aは時々哀しそうな顔をしている。
本人は無自覚だが…A お前は一体
何を隠してるんさ…？

NOside
クロウリーが言う事からクロス元帥は
訃報を聞き、預かっていた食人花の赤
ちゃんを返しに来たという事だったら
しい。クロウリーは旅支度をすると言
い、アレン達は城の外に出た。すると
ドンと音を立て城が爆発した。
貴「⁉」
ラ「城が…っ」
ア「まさか…」
すると燃え盛る炎の中からクロウリーが
出てきた。
ク「はは…何であるかその顔は死んだか
と思ったであるか？大丈夫である」
これがエクソシストとしてのクロウリー
の誕生の日になった。