D.Gray-man トアル少女ノ物語 (ページ32)

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第ニ十九夜吸血鬼退治ページ32

貴方side
こうしてクロス師匠の手掛かりを
掴む為にアレン・ラビ・私の三人
は吸血鬼退治に行く事となった。
リナリーと連絡し、吸血鬼に噛ま
ないように注意された。
ラ「プッ今どき吸血鬼なんてなぁ
アレン A(ボソッ」
ア「ですよね(ボソッ」
貴「だっだよね(ボソッ」
止まってと言われて止まったのは
何とも悪趣味な城門の前だった。
周りからはギャアアァァウゴギギギ
などの音が聞こえ不気味な雰囲気に
なった。怖っ⁉何か聞こえるよ⁉
それに構わず村人は前に行くように
指示する。中に入ると城門と同じく
らい不気味な銅像が沢山あった。
ラ「あれ？アレンお前なんでもう手
袋はずしてんの？まさか怖いの？」
ア「まさかそういうラビこそ右手が
ずっと武器をつかえてますけど？」
ラ「オレは怖くなんかないさぁー」
ア「Aは…」
貴「ふわぁ⁉え？何？べっ別に怖くな
んかないよ⁉⁉(涙目+ブルブル)」
ア「…怖いんですね…」
ラ「震えてる状態で言われても説得力
ないさ…ホラ手貸してやるさ」
ア「ラビずるい(ゾク」
その時何かが近づいてくるのを感じ
た。それは一瞬の出来事だった。
その何かは私、アレン、ラビの間を
物凄い速さですり抜け後ろを見た頃
には村人の一人が男の人に首元を噛ま
れていた。私達は口が開いたまま真っ
青になった。男は村人の血を音を立て
ながら吸っていた。村人は吸血鬼を見
て怖くなったのか皆逃げていく。私達
はイノセンスを発動させた。
ア「どうします？」
ラ「どうって…噛まれたらリナリーに
絶交されるぜ」
貴「それは嫌だ」
ア「とりあえず吸血鬼にとっては大事
な食事でも村人を殺させるわけに
はいかない！」
そう言いアレンは地面を撃ち抉った。
男が咄嗟に退いた瞬間ラビの槌が男
に当たった………ように思えた。
何とその男は槌の先っぽを歯で止め
潰されるのを防いでいたのだ。
貴「⁉凄っ(汗)」
ラ「うそぉ？すげェ歯だなオイ！」
ラビはそのまま槌ごと投げ飛ばされ
たがその隙にアレンがその男を掴ん
で捕まえた。アレンが爪の部分を向
け警戒するがその男はいきなり笑い
出し話し始めた。男は放せやと言う
とアレンの対アクマ武器を噛んだ。
すると男は苦い‼洗面器～と言いなが
らその場を後にして走っていった。
私達は少しの間固まり、アレンは自分
の噛まれた左手を見た。
アラ貴「……」
ラ「絶交されるなアレン…」