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「ご心配なく、キミ達に負担がかからないようゆっくり加速しますから」
と、言った割には
「はっ、速っや!!」
「あっははは!! すっげぇ、もう太平洋見えてきた!!」
『すげぇ…』
まだ10秒も経ってなくね？
なんて考えながら、海をポケーっと見つめる
「あれ。風も音もあまり来ないね殺せんせー
ほとんど先生の頭で弾かれてる」
「いいところに気がつきました、渚くん。秘密は先生の皮膚にあります
普段は柔らかい先生の頭ですが…強い圧力を受けると硬くなります。そうするとマッハの風圧にも負けないのです
音速飛行にはキミ達の知らない高度な物理法則が絡んでいますが、先生の皮膚と似た原理ならキミ達の身近にもありますよ」
どこから取り出したのかわからないビーカーと片栗粉、水が現れた
「そのひとつ、「ダイラタンシー現象」について学んでみましょう」
(飛行中に授業始まっちゃった!!)
《…暗殺しないのですか、カルマさん優梨さん？
密着した今はチャンスかと思われますが…》
『無茶言うなよ、律』
「今殺れても俺等までマッハで太平洋にドボンだよ」
『完全に殺せんせーの思うツボだ。大人しく授業受けるしかないよ』
．
．
．
．
「…とまぁ、そのように最新の防弾チョッキにも応用されてる技術なのです」
ふわりと降り立ち、私たちをゆっくりと下ろした殺せんせーは、ハワイのエンターテインメントセンターの上に降りる
「ひとつ賢くなったところで、映画館はこの下ですよ」
『…まじで着いた。軽く授業してる間にハワイまで…』
「優梨、行くよ」
『うん』
屋根から飛び降りるように階段に降りて、そのまま映画館の中に入っていく
「うわ寒っ!! 冷房効きすぎじゃねここ!?」
『確かに寒い…』
両腕を抱えながら、白いカーディガンの裾を手が隠れるほどまで伸ばした
「ハワイの室内はとにかく冷房が効いています。皆さんちゃんと防寒の準備をしてください。はい」
「「………」」
渡されたブランケットの柄に無言で裏にして、肩から引っ掛けた
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サッカーバカ(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます…！私の文の書き方が間違ってましたので、修正と誤字を訂正させていただきました。本当にご指摘ありがとうございます (2020年11月19日 23時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 24ページ 顔を殴ってくれる前原 これ誤字ではないでしょうか? (2020年11月19日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月22日 22時
