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『ビッチ先生はプロだから…ビッチする意味も場所も知ってるけど、あの子はそんな高尚なビッチじゃない』
「…いや、ビッチでも別にいーんだよ」
「いいの!?」
「好きな奴なんて変わるもんだしさ、気持ちが冷めたら振りゃあいい。俺だってそうしてる」
「中3でどんだけ達観してんのよ」
岡野がタオルを差し出すと、「けどよ…」と前原がタオルで頭を拭きながら言葉を出す
「さっきの彼女見たろ？
一瞬だけ罪悪感で言い訳モードに入ったけど、その後すぐに攻撃モードに切り替わった
「そーいやこいつE組だった」、「だったら何言おうが何しようが私が正義」ってさ
あとはもう逆ギレと正当化のオンパレード
醜いこと恥ずかし気なくまきちらして…
…なんかさ、悲しいし恐ェよ
ヒトってみんな、ああなのかな。相手が弱いと見たら…俺もああ言うことしちゃうのかな…」
うっすらと涙を溜めた瞳を指で拭うと「吉原？」とまだ残る涙が雨とともに流れる
『…前原はそんなことしないよ』
「え？」
『どん底を体験して、虐められる側の気持ちを知ってる人は絶対に虐められる側の人をそんな風に見ない
あいつらが虐められる側に回ったとして、また今度いじめる側に立ったら、今みたいに元に戻るかもしれないけど…前原みたいに優しくていい奴は絶対にそんなことしないって思うけど？』
ホラ、泣くな。と前原の背中を叩くと「ありがとうな」と少し眉を下げて笑う前原
「うわぁ!! 殺せんせー、ふくらんでるふくらんでる!!」
「でっか…風船みてェ」
「仕返しです」
「へ？」
『？』
「理不尽な屈辱を受けたのです。力無き者は泣き寝入りをするところですが…
キミ達には力がある。気づかれず証拠も残さず
「はははっ。何企んでんだよ、殺せんせー」
「屈辱には屈辱を、彼女達をとびっきり恥ずかしい目に遭わせましょう」
『みんな？顔が悪い顔になってるけど？』
「…殺せんせー、最後は俺がやりたいな」
「いいでしょう」
『天元？あんたまでやるの？やめとけって』
こうして始まった雨の中の仕返し大作戦
「では、召集するメンバーを集めてください」
「んじゃ、作戦考えよう」
「うん」
「…吉原」
『何？』
「どうなる？」
『…知りたくないかな』
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サッカーバカ(プロフ) - 麗さん» ご指摘ありがとうございます…！私の文の書き方が間違ってましたので、修正と誤字を訂正させていただきました。本当にご指摘ありがとうございます (2020年11月19日 23時) (
レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 24ページ 顔を殴ってくれる前原 これ誤字ではないでしょうか? (2020年11月19日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2020年4月22日 22時
