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無言になる総長屋におれは、「図星か？」と聞く
「……そうだ、仲間だからだ」
「…………」
真剣な表情でそう答える総長屋におれは「呆れてものも言えねェな」と、頭をかいた
「あほくせェ、さっさと用意しろ」
セレナside
「「…………」」
『……』
私を挟んでサボとトラくんがバチバチと火花を散らしている
え、どんな状況？
「セレナ、こっちだ」
『あ、うん』
「こっちの方に、問題の村がある」
茂みの中から頭をひょっこりと出して、村を見てみると、とてものどかな風景が広がっていた
「とてもじゃねェけど、密売やってる風には見えねェな」
「はたから見ればな…裏から見れば相当ヤベェことしてるらしい」
『行ってみよう』
村長の家に入り、中を物色する
「見たところ、隠し通路もねェな」
「本当に密売してるのかよ」
『……冷たい』
「「は？」」
頬をかすめる冷たい冷気
この冷たいの……
『……風が来てる』
「風？」
「無風だろ」
『違う、ここ』
暖炉の近くにあるちょっとしたスペースを指差す
『トラくん、マッチ持ってる？』
「持ってるが」
『ちょっと貸して』
「あ、ああ…」
カシュッとマッチ棒をこすり火をつけた後、フッと息を吹いて火を消す
煙をスペースの方にかざせば、大きくゆらゆらと揺れる煙
『やっぱり…』
「それがなんなんだよ」
「…………地下か」
『多分』
マッチ棒を片付け、地下への入り口を探す
ｶﾀﾝ…
「ん？」
「どうした？」
「コレ…」
「なんだそのボタンみたいなの」
トラくんが何かを見つけたみたい
「これ、なんだ？」
「地下の入り口だろ」
「は？」
「セレナ、解けるか？」
『こう言う時は私、無理なのよね…。仕方ない、適当に入れていくか』
「そんな時間はねェぞ」
『……多分、“白い命”…』
「この島の通称名か」
『確証はないけど、多分ね』
「これに習って入れる文字は…“White Life”か」
「入れてみようぜ」
『私、外見張ってるね』
村長の家を出て、誰もいないかを確認しておく
誰かいたら、侵入してるのがバレちゃう
ﾋｭｯ
『！』
ｺﾞｯ!!!
『いっ…!!?』
ﾄﾞｻｯ…
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ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんやっと任務中にだけどトラ君と再会できましたね、めっちゃ感動的な再会でした｡(°´Д⊂ヽﾋﾞｪｪｪｴｴ (2019年7月7日 12時) (
レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ぷぅさん» ヒロインの辛さは必ず報われると信じて書いております。どんなことがあっても、彼女なら乗り越えられます、だって今までだって辛いことを乗り越えられてきたから！！！！ (2019年7月7日 7時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - まさか2人が朝までサボの部屋で寝てたなんて(゜ロ゜)マーナに触れてたそんな手で純粋な心を持ってるヒロインちゃんに触れないで(о｀Д´)＝⊃)`з)また暴言失礼しました(T_T) (2019年7月7日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - キャー、サボが記憶を取り戻したらシエルがサボを血祭りにしてやるって思ってるなんて恐ろしい ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ でも私もサボが記憶取り戻したら「記憶取り戻すの遅いんだよ(о｀Д´)＝⊃ωΦ）」って殴りたい(○｀ε´○)プンプン!! (2019年7月7日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんのローの呼び方がトラ君だなんて可愛い呼び方(笑)( ´艸｀)大人になって再会した際にはその時もトラ君って呼ぶのかな？その時はローはヒロインちゃんに「ガキじゃないんだからトラ君じゃなくてローって呼べ」って怒られそう(笑)(´∀｀*)ｳﾌﾌ (2019年7月6日 21時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年6月17日 9時
