65話 巫女 ページ43
「だからって、真っ昼間の今から？」
『2日後の夜に決行なんでしょ？
やることはやって、頭に叩き込まなきゃいけないよね？』
「そうだけど…セレナちゃんを中心にした作戦なんだよ？
怪我でもしたら」
「だからおれがついてくんでしょ」
「シエルくん」
茶色のローブを羽織ったシエルくん
「おれがいけば、なんとかなるし、それに面倒な総長の相手しなくていいからね」
「実は本音はそっちでしょ」
「あ、バレた？」
テヘッとするシエルくんに、みんなはため息をつく
「まァ、そう言うことだから夜までは別行動…。作戦の時にはちゃんと合流してるから」
「そんなに!?」
「当たり前でしょ？
この島のことや村に住む人数、それに兵器のことを全て確認しておかないと、おれもセレナちゃんもむず痒い……
それに、今は何かに打ち込んでいないと気が済まないからね」
「？」
ｺﾝｺﾝ
「？」
「客人か？」
「さァ？」
『入っていいですよ』
ｶﾞﾁｬ
「朝から元気だな、お前ら」
「トラファルガー……」
「あれ、トラ兄？」
「なんでいんの？」
ジュアとシエルくんがびっくりしてると『私が呼んだの』と、トラくんの肩に手を置く
『トラくんの能力、使えるでしょ？』
「戦い前にこんなのに使われるのは、心外だがな」
『何よ、二言で返したくせに』
「内容が内容だが、面白いと思ったからな」
『あ、そうですか』
「……」
トラくんはサボをちらりと見た後、私の腕を引いた
「シエル屋は来なくていい。おれがセレナと行く」
「はァ!!?」
『ちょっ、トラくん!?』
「任せろ、おれなら守りきれる」
「……」
「サボ？」
ギロリと睨むサボに、トラくんはいたずらっ子のような笑みを浮かべる
な、なんだろうこの火花が散ってそうな雰囲気
「…………おれも行く」
「サボ!!?」
「セレナは今回の作戦では1番重要だ。どこの国から出てきたかわからねェ海賊に、セレナを預けれるか」
「…………」
『……総長さん』
「……勝手にしろ。セレナ、準備だ」
『はい』
ローside
「ナイト気取りか？」
「まさか」
「いかにも、セレナを連れて行って欲しくねェって顔だったぜ？」
「仲間だからな」
「それだけか？」
「……？」
「仲間だからという理由で動いたのか？」
「……」
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ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんやっと任務中にだけどトラ君と再会できましたね、めっちゃ感動的な再会でした｡(°´Д⊂ヽﾋﾞｪｪｪｴｴ (2019年7月7日 12時) (
レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
サッカーバカ(プロフ) - ぷぅさん» ヒロインの辛さは必ず報われると信じて書いております。どんなことがあっても、彼女なら乗り越えられます、だって今までだって辛いことを乗り越えられてきたから！！！！ (2019年7月7日 7時) (レス) id: 7487ed3f06 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - まさか2人が朝までサボの部屋で寝てたなんて(゜ロ゜)マーナに触れてたそんな手で純粋な心を持ってるヒロインちゃんに触れないで(о｀Д´)＝⊃)`з)また暴言失礼しました(T_T) (2019年7月7日 2時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - キャー、サボが記憶を取り戻したらシエルがサボを血祭りにしてやるって思ってるなんて恐ろしい ﾋｨｨｨｨｨ(ﾟﾛﾟ;ﾉ)ﾉ でも私もサボが記憶取り戻したら「記憶取り戻すの遅いんだよ(о｀Д´)＝⊃ωΦ）」って殴りたい(○｀ε´○)プンプン!! (2019年7月7日 0時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - ヒロインちゃんのローの呼び方がトラ君だなんて可愛い呼び方(笑)( ´艸｀)大人になって再会した際にはその時もトラ君って呼ぶのかな？その時はローはヒロインちゃんに「ガキじゃないんだからトラ君じゃなくてローって呼べ」って怒られそう(笑)(´∀｀*)ｳﾌﾌ (2019年7月6日 21時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サッカーバカ
| 作成日時：2019年6月17日 9時
